ネコ耳のはなし

2017.06.25

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ぴょこんとした、かわいいネコ耳。肉球やしっぽと並ぶ、ネコちゃんの特徴的なパーツです。そんなネコちゃんの耳の特徴と、とくにこの時期気をつけたい外耳炎についてご紹介します。


1.ネコちゃんの聴覚は超すごい!

昔は家のネズミ獲りを目的に飼われていたくらい、狩りが得意なネコちゃん。獲物の居場所を的確に察知するべく、耳がとても発達しています。その聴覚は、人がとても及ばないくらい優れています。なんと20メートル先にいるネズミの居場所までわかってしまう程耳がいいのです!


2.ネコちゃんの耳ってどうなっているの?

ヒトの耳道(じどう)はストレートなトンネル型なのに対し、ネコちゃんの耳道はL字型になっています。そのため通気性があまりよくなく、耳垢(みみあか)がたまり、細菌やカビが繁殖しやすい構造です。


3.ネコ耳は、じめじめ・むしむしに注意すべし

ただでさえ通気性がよくないネコちゃんの耳。梅雨など、じめじめとした時期になると、耳の中の環境も高温多湿になり、外耳炎になりやすくなります。


4.外耳炎、原因はカビ!?ダニ!?

ネコちゃんの外耳炎は、マラセチアという真菌(カビ)や、ミミヒゼンダニというダニが原因であることがあります。マラセチアとは、実は健康な子にも存在する常在菌。皮膚のバリア機能が低下すると活発に活動し始め、外耳炎を引き起こすことがあります。また耳ダニは、他のネコちゃんに感染することもあるため、注意する必要があります。


5.かゆい、赤い、臭いに注意!

外耳炎にかかってしまうと、耳をしきりにかゆがり耳の中が赤くなったり、黒色や茶褐色の耳垢がたまることで、悪臭がするようになります。このような状態が見られたら、外耳炎かもしれません。


6.治療は根気強く!

外耳炎の治療では、点耳薬などが使われます。耳の汚れがひどい場合は、耳道内の清浄を行うことも。再発も多いため、一度治っても注意が必要です。根気強く治療しましょう。


7.予防には、日頃の耳のチェックから

早期発見、早期治療!予防には、日頃のチェックが肝心です。耳の汚れを見つけたら、湿らせたガーゼを指に巻きつけて、内側から外側に向かって優しく拭いてください。綿棒を使って奥まで掃除をすると汚れを奥におしこんだり、鼓膜を傷つけてしまう恐れがあるため、避けたほうがいいでしょう。汚れがなかなか取れない、赤みがあるなどの場合は、病院で早めのケアをしてもらいましょう!


ネコちゃんのかわいいお耳がきれいで健康でいられるよう、普段から気をつけてあげてくださいね!


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