ペットとして注目!? ヤギの魅力②

2019.09.02

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前回は、ヤギとはどんなどうぶつなのかご紹介しました。今回は個人で飼うことはできるのか、飼うとしたら何が必要なのか、事前に知っておきたいヤギ知識をお届けします。

飼い方は難しくない?

ヤギの飼い方自体は難しいものではありません。寝るための小屋のほかに、十分運動できる広さの運動場を用意できれば、散歩の必要はありません。エサは基本的に草を与え、必要であれば人工飼料(ペレット)などを追加します。


そして草では補えないミネラルを補給するため、家畜用に販売されているブロック状のミネラルをいつでも舐められるように置き、飲み水を倒されない容器に入れ、いつでも飲めるようにしておけば、基本的な飼育環境が完成します。このように飼い方そのものはシンプルですが、ヤギならではの注意点もあるので、事前によく確認し、検討を重ねることが大切です。

ヤギは何歳まで生きる?

ヤギは一般的に15歳くらいまで生きるといわれています。長生きすれば20年近く生きることも。どんなどうぶつでも同じですが、一生責任を持って飼い続けられるかどうかが、最初に考えるべきポイントです。


特にヤギの場合、急な環境の変化はストレスになるので、引越しなどはしない方がよいでしょう。また旅行に連れて行くことが難しいので、家を空ける際にヤギの世話を頼める人も必要です。

体の大きさと必要なスペースは?

体重の目安は品種によって異なりますが、目安としては小型の種が20〜40kg、大型の種が50〜100kgほど。ペットと考えると大型ですが、家畜の中では小柄で女性や子どもでも扱いやすいとされています。


気になるのは飼育に必要なスペースですが、ヤギ1頭につき2㎡以上の小屋と7〜8㎡以上の運動場が必要とされています。これは最低限の広さなので、もっと広い場所を確保できればそれに越したことはありません。


ヤギは群れで行動する動物なので、2頭以上での飼育が理想です。複数頭飼うことも考えて飼育スペースを用意しましょう。ただしヤギにも相性があり、頻繁に喧嘩をするようであれば分けて飼うことになります。

食事は草だけでいい?

ヤギの食事は草が基本。たくさん草が生えている場所で自由に食べさせることができれば、ほぼ草だけで飼うことができます(家畜用のミネラルブロックと、お腹の調子を整えるための乾草は必要です)。


冬の間は牧草を干した乾草や野菜を与えて、春になるとまた徐々に草をあげていくことになります。成長期や妊娠または搾乳中には必要に応じて人工飼料や穀物を追加します。それ以外でも環境や栄養状態によって草以外も与えた方がよいこともあるので、ヤギの様子を見ながら判断することになります。


ちなみに紙は食べられません。好奇心が旺盛なため、紙を見るとムシャムシャ食べてしまうことがありますが、消化不良を起こして危険なので、間違って食べることのないよう注意してください。

脱走対策とご近所への配慮を

実はヤギは脱走の名人。柵を跳び越えたり、柵のすき間をすり抜けたり、時には簡単な錠を開けて出ていってしまうのです。脱走したヤギが、ご近所の庭の植物や畑の作物を食べてしまうトラブルも起きています。柵は1.2〜1.5mくらいの高さにして、すき間を狭く作るか丈夫なネットフェンスを利用するなど対策が必要です。


また、個体差が大きいところですが、寂しがって大きな声で鳴くこともあります。排泄物の臭いが広がることもあるのでご近所の迷惑にならないように注意を払い、できれば飼う前に話して理解を得ることも大切です。

伝染病の衛生対策と届出が必要

ヤギを飼うと、年に1度、家畜保健衛生所へ飼養状況を記載した報告書を提出する必要があります。家畜がかかる伝染病の蔓延を防ぐための法律「家畜伝染病予防法」で、飼養状況の報告が義務付けられているためです。この法律の中では、伝染病の中でも特に警戒が必要なものが「監視伝染病」として定められています。ヤギの病気も含まれているので、もしもの場合に備えて把握し、伝染病予防に関する知識も身につけておく必要があると心得ましょう。


いかがでしょうか。実際に飼うとなると、適切な広さの飼育環境を設けて、毎日安定して草がたっぷりの食事を用意し、規則正しいパターンで世話を続けていくことが重要になります。飼う人の住環境とライフスタイルに合うかどうかが、最終的な決め手といえるでしょう。次回は、さらに必要なお手入れとヤギを飼うメリットをご紹介します。


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