『猫が教えてくれたこと』 試写会へ行ってきました!

2017.11.10

10/18(木)、アキバシアター(東京都千代田区)にて映画『猫が教えてくれたこと』の先行試写会が開催されました。ペット保険のアニコム損保が応援している本作品は、トルコ・イスタンブールで暮らす7頭の猫のドキュメンタリー。個性豊かな猫たちの、自然のままの日常が映し出されています。


本試写会では、ジェイダ・トルン監督のトークショーも行われました。その様子をレポートします!



単館上映から100館、そして世界に広がった

本作品は、噂が噂を呼び、アメリカの単館で上映されていたものが、最終的に100館以上での上映となった、話題の映画です。日本では、11/18からシネスイッチ銀座を皮切りに公開予定。主人公の7頭の猫はそれぞれとても個性的。猫好きさんのハートをグッと掴んでしまうこと間違いなし!です。


イスタンブールで生まれ、幼少期を過ごしたジェイダ・トルン監督は、たくさんの外猫たちと出会い、一緒に遊んできた、愛猫家の代表のような方。そんな監督に話を聞いた上映前のトークショーでは、映画に対する思いや猫への思いなどについて聞くことができました。


トークショーには、映画『レンタネコ』(2012年)の監督であり、大の猫好きで知られる荻上直子さんも登壇。さまざまな話題に花が咲きましたが、その一部をご紹介します(インタビューをもとに再構成しています)。



この映画は、イスタンブールの猫たちへの「ラブレター」

幼少期をイスタンブールで過ごし、猫と一緒に遊んでいたというジェイダ監督(以下、監督)。その後、他の国へ行っても、イスタンブールにいるような猫とは出会えなかったといいます。


「イスタンブールにいるような猫」とは、人付き合いのよい猫、とでもいいましょうか。イスタンブールの町の人々と猫との関係はいい意味でとてもユニークです。どうユニークなのか、というところは…、映画を見て確かめてください!


環境の変化で外猫も生きにくくなっている現代。「イスタンブールに猫がいなくなる前に撮っておきたかった」というのが、映画制作のきっかけだったといいます。 監督いわく、「この映画は、イスタンブールの猫へのラブレターなのです」。



猫たちは撮影されるのを楽しんでいた!?

猫の撮影で難しかったのは、「何時間も動かずにじっとしていたのに、急にふっと動き出すことがあり、予測ができない点が難しかった」とのこと。たしかに、自由気ままな猫たちの、ありのままの姿を撮影するのは、簡単なことではないでしょう。


一方、猫たちはどうかというと、「どうやら撮影されているのを楽しんでいるようでした」(監督)。無理強いされることなく、人間側が猫に合わせて撮影をしている。猫たちはそれを感じとって、楽しんでいたのかもしれませんね。



犬は外から守るが、猫は内側から守ってくれる

荻上さんの、猫と暮らす家ならではの「暗黙のルール」に、会場のお客さんも大きくうなずいていたのも印象的でした。


「わが家には、猫がヒザの上にいると、動かなくていいというルールがある。『しょうゆ取って~』とか(笑)」(荻上さん)。また、「猫がいないと旦那と何を話していいのかわからない。猫がいてくれるおかげで話題がある。猫は心の隙間だけでなく、人と人との距離も縮めてくれる」とも。


それに対し監督は、「この映画の中の人の言葉で、『犬は外から守るが、猫は内側から守ってくれる』」というのがある。まさにそのとおりですね」とコメント。 猫の確固たる存在感を改めて感じさせられました。



世界中で猫ブーム?

ここしばらく、日本は空前の猫ブームに沸いています。このブームについて、監督は「もしかしたら、日本だけでなく、世界中で猫ブームかもしれない」と感じているといい、「10年前だったら、この映画に資金援助をしてくれるところはなかったと思う」と付け足しました。


7頭の猫たちの、淡々としたドキュメンタリーが、これほど話題になるというのは、たしかに地球規模で(?)猫ブームが巻き起こっているのかもしれませんね。



猫と人との「ちょうどいい距離感」が心地いい

トークショーの後は、いよいよ作品上映。アニコム ユー編集部もひと足先に見せてもらいました!


主役の7頭の猫は、決まった飼い主を持たず、外で自由に暮らしています。イスタンブールの人々は、そんな猫たちの尊厳を守りつつ、上手に共生しています。猫たちも、「人の社会で生きていく術」を理解していて、「ちょうどいい距離感」を持って暮らしています。


7頭の猫のそれぞれの個性もとても魅力的ですが、「猫と人の距離感・関係性」が非常に心地よく感じられる映画です。この関係性はおそらく「イスタンブールならでは」なのかもしれません。


個人的には、猫と信頼関係を築けているイスタンブールの人々に深い憧憬の念を抱きました。イスタンブールという町を訪れてみたくなる映画でもあります。監督がおっしゃっていたとおり、素のままの猫たちの振る舞いを楽しく見ることができます。


特筆すべきは、猫目線のカメラワークです。自分が猫になったかのような目線で市場を走り、高くジャンプする気分を味わえるのが、快感です。


ぜひ、みなさんも体験してみてください!


タイトル:猫が教えてくれたこと
公開表記:2017年11月18日(土)よりシネスイッチ銀座他 全国順次公開
配給:アンプラグド
©2016 Nine Cats LLC



【関連記事】
『猫が教えてくれたこと』 ジェイダ・トルン監督 独占インタビュー


【関連リンク】
映画『猫が教えてくれたこと』 公式サイト

コメント0

ADVERTISEMENT