by 編集部 2023.06.13
愛猫にごはんを与える際、どのようにしていますか?
猫食器を直接床に置いている場合、猫にとっては食べづらい体勢になっていて、吐き戻しや関節痛の原因となることがあります。
なぜ吐き戻しをしてしまうのか
私たち人間と異なり、四足歩行の猫は、食道が地面と平行にのびているため
食道の筋肉を動かして、食べ物を胃の方へと動かさなければなりません。
また、猫の食道の筋肉は、犬と比べると食道の後方に意図的に動かすことができない部位があるので、犬よりも食べ物を胃まで運ぶのに時間がかかります。
そのため、猫食器が床に直接置いてあったり、体より低い位置にあると、さらに食べ物を胃に運びにくくなり、食道内に食べ物が溜まることによって、吐き戻しの原因になるといわれています。
シニア猫の場合、前かがみの体勢が関節に負担をかけ、痛みを感じてしまうこともあるので、猫が頻繁に吐き戻しをする、前かがみの体勢が辛そうに見えるといった場合は、猫食器の高さを調整することで症状が緩和されるかもしれません。
今回は538名の猫飼いさんにアンケートを取り、猫食器の高さに関する実態を調査しました!ぜひ参考にしてください!
猫の食器の高さを調節している人は87%!
「食器の高さを調節していない」と回答した人は13%で、多くの方が猫食器の高さを調節しているようですね。
猫食器の高さの調整方法は、「脚付フードボウル」が46%と最多でした。「その他」の回答としては「ケージに取り付けている」や「段差を利用している」などの回答がみられました。
食器の高さは平均8cm!
猫食器の高さを聞いたところ、平均は8㎝。最も多かったのは、10cm(19%)でした。
調整されている多くの方がネコちゃんの好みや体の大きさに合わせて猫食器の高さを調節しているようですね。
「吐き戻し防止」「関節への負担軽減」が調整理由!
高さを調整している方のおよそ6割が「関節への負担軽減」「吐き戻し防止」を理由にあげていました。
「その他」の回答としては「食べやすさ」を重視しているという回答が多く寄せられました。
食器の高さを調整している食事風景をご紹介!
食器の高さを調整している様子をご紹介いたします!
それぞれの体格や好みに合わせた食器を利用して食事を楽しんでいる様子がうかがえます。
■脚付猫食器を使用
■猫食器がセットできるごはん台を使用
■ごはん台(テーブル仕様)を使用
■段差を利用
■ケージに食器をセット
【まとめ】猫が快適に食事を楽しめるように
猫が快適に、健康的に食事を楽しめるように、体格や好みに合わせて高さを調節してみましょう!高さを確認するときは、空き箱や雑誌を積み上げて確認することもおすすめです。その子にとって最適な高さが確認できたら、猫食器や食器台の購入を考えてみましょう!
【お知らせ】
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【ニュースリリースはこちら】
https://www.anicom-sompo.co.jp/news-release/2022/20220929/