可愛いだけじゃない!ぷにぷに肉球の役割を知ろう!

2017.08.24

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ぷにぷにした可愛い肉球。我こそは肉球マニアだ!という方も多いことでしょう。実は、肉球は可愛いだけじゃないんです。肉球には大切な役割がいっぱい!
この機会に、じっくりわが子の足の裏を見てみませんか?


ぷにっとしているけど、足の骨や関節を守っています!

足の裏を見ると、ぷにっとした肉球がありますね。
肉球にはそれぞれ名前がついていて、中央に”掌球(しょうきゅう)”(後肢は足底球(そくていきゅう))、その上に4つの”指球(しきゅう)”(後肢は趾球(しきゅう))、”掌球”の下にある”手根球(しゅこんきゅう)”で成り立っています。肉球は皮膚の角質層が厚くなったもので、地面の暑さや冷たさなどを遮断したり、足の骨や関節を守っています。
とはいっても、鋭利なものを踏んでしまったり、灼熱のアスファルトには耐えられないためお散歩中には注意が必要です。


肉球はネコちゃんの必殺道具!?

肉球のぷにぷにした感触の正体は脂肪と弾性繊維です。そのぷにぷにの肉球を使って歩くことで音を立てずに獲物に近づくことができたり、高い所から降りる時にはクッションの役割もします。ネコちゃんは舌が届かない部分のグルーミングや、物をつかんだりする時に肉球をうまく使います。すごいですよね。
肉球は神経が集まっている敏感な部分でもあるので、できるだけやさしく触ってあげましょう。


ワンちゃんネコちゃんは足から汗をかく?

汗腺には2種類あり、油状の汗を出す「アポクリン腺」と水状の汗を出す「エックリン腺」があります。
人は全身に水っぽい汗を分泌するエックリン腺があり、そこから分泌される汗によって体温調節をしていますが、
ワンちゃんネコちゃんには肉球にしか汗をかかないため、全身汗で濡れることがなく、体温調節が人より難しいのです・・・。


肉球って重要なパーツです。

肉球は汗の効果で滑り止めの役割も果たします。
プードルやダックスフンドなどの犬種では足裏の毛が伸び、肉球を隠してしまうことがあります。
足裏の毛で肉球が隠れてしまうと、滑り止めの効果が期待できなくなり、とても危険です。
たとえば、フローリングなどで滑ったり、踏ん張りがきかずに転んだりして、骨折や椎間板ヘルニア等の病気を引き起こすことがあるのです。
また、毛があることで通気が悪くなり皮膚炎の原因にもなるため、定期的に足の裏の毛をカットしてあげましょう。ネコちゃんも同様です。


肉球は健康のバロメーター?

肉球内の細胞はとても新陳代謝が速く、多くの栄養と血液の供給を必要としています。そのため、ワンちゃんネコちゃんの「健康状態に何か不調があったら最初に肉球に現れる」ともいわれています。
肉球の色の変化(ピンク色だったのが、白っぽくなるなど)から貧血や循環不全に気付いたり、いつもより熱く感じれば発熱に気付ける可能性もあるので、日頃から肉球チェック(足裏チェック)をしてあげて、変化を見逃さないようにしましょう!


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