【黒猫は福の神?】実はラッキーを運んでくれる猫!

by 編集部・平松 2021.10.22

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黒猫が横切ると悪いことが起こる…などと不吉がられますが、なぜそんなに黒猫は忌み嫌われるのでしょうか。不吉どころか、実は幸運を運んでくれるラッキーキャットという説も。黒猫を愛するアニコムユー編集スタッフが、黒猫の魅力を解説します!

ハロウィンと黒猫の関係って?

かぼちゃと黒猫

10月といえばハロウィン。街はハロウィンムードで盛り上がっています。今でこそ一大仮装イベントとして定着していますが、もとは古代ケルト人の文化に由来しています。10月31日はケルト人にとって1年の終わりの日でした。この日に死者の魂が家族の元を訪れ、同時に魔女や悪霊もやってくると信じられていました。その魔女や悪霊を追いはらうために、仮装をしたり魔除けのために火を焚いたり、カボチャでジャック・オー・ランタンを作ったりしているのです。


この10月31日にやってくる魔女の使いとされていたのが黒猫です。魔女の使いとされてしまったのは、その神秘的な漆黒の毛色のためです。黒一色の身体は暗闇に紛れてその姿が見えず、人の目から逃れることができるため「不気味」「怖い」といったイメージがついてしまったのでしょう。ただ「黒色」というだけで忌まわしいものと捉えられてしまったのですね。ハロウィンで登場する黒猫は魔女の使いというわけです。

黒猫が不吉とされたワケ

月と黒猫

魔女とともに迫害されていた黒猫

中世ヨーロッパで魔女狩りが行われていたことは、ご存じの方も多いかと思います。最初に黒猫を不吉呼ばわりしたのは、13世紀のローマ教皇グレゴリウス9世です。「黒猫はサタンや悪魔の下僕である」と黒猫を悪魔主義と魔術に結び付ける文言を明記した文書を発行したのです。この背景には、異端者を排除するという宗教的な問題がありますがここでは割愛します。その後、魔女狩りが本格化し、黒猫までもが迫害されるようになったのです。


長い間迫害されるつらい時代が続きましたが、18世紀、猫をこよなく愛するフランスのルイ13世が猫への迫害に反対する声をあげたのをきっかけに、猫に対する迫害は次第に消えていきました。


現在では、迫害の歴史を償うかのように、欧米で「黒猫の日」が制定されていますが(後述します)、フランスの隣国・ベルギーでは、『Kattenstoet (カッテンストゥッツ)』という猫祭りを開催しています。魔女狩りによって犠牲になった魔女と猫を供養するお祭りで、3年に1度、5月の第2日曜日にイーペルという町で開催されています。2021年はこの開催年にあたり、5月9日に無事、開催されました。

日本での黒猫はラッキーキャットの象徴だった!

日本ではどうだったのでしょうか。ヨーロッパで魔女と黒猫が迫害されていた13~17世紀は、鎌倉時代から江戸時代の前期くらいです。飼い猫+黒猫の視点から歴史を紐解くと、日本最古の記録は鎌倉時代以前の平安時代初期(880年代)・宇多天皇の「寛平御記」といわれています。この宇多天皇が飼っていたのが黒猫だったのです。父の光孝天皇から譲り受けたもので、この「寛平御記」には、宇多天皇の黒猫への溺愛ぶりが記されています。


たとえば「ほかの猫は浅黒い色だが、この猫は漆黒である」「まるで黒い宝玉のようだ。歩くときはひっそりとして音もたてず、雲の上の黒龍のようだ」といった具合です。…激しく同意できる内容です。まるでベルベットのような光沢のある黒い毛並みは、実に美しく高貴な生き物としか言いようがありません。


平安時代の皇族を魅了した黒猫は、日本では不吉どころか「暗闇でも目が見える」ということから、魔除けや商売繁盛をもたらすラッキーキャットとして大切にされていたのです。江戸時代になると、黒猫が恋煩いに効く、結核がなおるといった迷信が広がったそうです。


夏目漱石も黒猫から福をもらった?

夏目漱石の有名な小説『吾輩は猫である』の主人公の猫は、実在した黒猫をモデルにしたと言われています。漱石のもとに迷い込んできた黒い野良猫です。この黒猫との出会いがきっかけで書いた小説が大ヒットして、作家としての地位を確固たるものにできたのですから、まさに「福猫」というわけです。


黒猫の日

女性に抱かれる黒猫

前述したように、悲しい迫害の歴史を持つ黒猫のために、「黒猫の日」を制定している国があります。


<アメリカ>

8月17日 「黒猫に感謝をする日(Black Cat Appreciation Day)」

黒猫が悪運の象徴であると言われることが多く、保護されている黒猫の家族がなかなか見つからないそうです。この記念日はFacebookのイベントページに2011年にアップされた記事がきっかけとなって認知されるようになりました。設立者はウェイン・モリスさん。8月17日は、黒猫を愛していた妹さんの命日で、「世界中のシェルターにいる黒猫に家族が見つかるように」という願いを込めて作った記念日です。


<イギリス>

10月27日 「全英黒猫の日(National Black Cat Day)」

黒猫の引き取り手が少ない、里親が見つかりにくい、ということで2011年、イギリスの動物愛護団体が制定しました。この日は黒猫の魅力を伝えて行こう、と呼び掛けています。


<イタリア>

11月17日 「黒猫の日」

2007年にイタリアの動物愛護団体が制定しました。「黒猫は不吉」という考える人が多く、虐待されたり捨てられる黒猫が年間で何万頭といるといいます。そんな黒猫たちを守ろうと、さまざまなイベントや啓蒙活動が行われます。


日本ではあまり知られていないかもしれませんが、世界の「黒猫の日」には、黒猫の愛らしさを伝えるために、わが家の黒猫たちの写真をSNSシェアしたいと思います!

黒猫の性格は?社交的?それともビビリ?

黒猫は「人懐こくて甘えん坊、フレンドリー」といわれているのをよく見かけます。どちらかというと女の子のほうが警戒心が強くて飼い主以外にはなかなか心を開かない、という説も。筆者が一緒に暮らしているのは、男の子と女の子の黒猫ですが、女の子のほうが人見知りせず、肝が据わっています。そして男の子のほうはびっくりするぐらい人見知りでビビリです。フレンドリーの「フ」の字もありません。やはり、個体差があるので、それぞれの個性を大切にして過ごしたいですね。


2頭の黒猫

▲左:筆者がくしゃみをしただけで逃げるビビリ屋ギンジ(2歳) 右:知らない人にも平気で近づいてスンスンするエルザ(10歳)


まとめ

日本では「福猫」のイメージが強かったものの、欧米では黒いというだけで迫害され、嫌われてきた黒猫。何も悪いことをしていないのに、人間の勝手な思い込みが不幸な運命を背負わせてしまいました。黒猫好きとしては、黒猫の魅力をもっともっと広く伝え続けていきたいと思います!

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コメント7

ビクターさん

黒うさぎ、ミニレッキスのブルーを飼って1年?
もうとても陽気で知能犯で、活発な子です☺️
黒うさぎ、写真や本人を見せるとみんな同じ驚きをみせますが、珍しいが先にたつ驚きだと、気づきます☺️
黒猫❤️幸運を呼ぶ、明るい性格の子が多い気がします?
昔、生まれた黒猫もそうでした☺️?

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智之真庭子です。さん

うちの家にも黒猫(ラッキー)がいます。うちに来た時は暴れて大変でしたあれから1歳になりました。今ではおとなしくなりました。とても可愛いです。

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とっこままさん

うちも黒猫です 。とっても人懐こくて 、はじめ他の人にも寄って行きます。 甘えん坊ですが 、最近少しやんちゃになってきました 。黒い毛が、とってもツヤツヤで なぜていると 、とても気持ちがいいです。

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とっこままさん

家も、黒猫です。とても人懐っこく甘えん坊です。最近少しやんちゃになってきましたが。

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