ペット保険の見比べ方!陥りやすい比較サイトの罠

by 編集部 2020.10.02

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現在日本には、ペット保険の会社が15社存在する。これだけあると、いざ「ペットのために保険に入ろう」と考えたとしても、一体どんな基準で選べばいいか迷うことも多いだろう。その際まずは、まとめて商品特性を見比べることのできる「比較サイト」を活用するという人も多いのではないだろうか。


もちろん「比較サイト」は便利だ。各社の商品特性を、『保険料』『補償内容』『サービス内容』などの各カテゴリで比較できる。ただ、実はそこには落とし穴もあるのだ。うまく活用しながら、選び方のコツをご紹介したい。


今日は、ペット保険への加入を迷っている方に絶対に覚えておいてほしいポイントを、実際のケースを一緒に紹介しながらお伝えしたい。


ペット保険がありすぎてどれを選べばいいか分からない

少し考えている様子の犬

「さぁ、ペット保険に加入しよう!」そう思ったら、まずはインターネットを開くだろう。その際の検索キーワードはおそらく『ペット保険 おすすめ』『ペット保険 比較』。そこで多くの人が利用するであろうものとして、「比較サイト」がある。


ペット保険に限らず、電化製品から化粧品、日用品を購入する際も同じだ。価格や商品の良さが一目で分かるというのは、比較サイトの非常に良い点である。


しかもペット保険は、1度購入したらいいわけではない。必要な限り毎月費用がかさむのはもちろん、年齢やペットの種類によっても金額が変わってくる。比較サイトなど見ながらペット保険を正しく選ぶには、どんなことに気を付けていけばいいのだろうか。


今回3つのパターンを想定して、ペット保険の選び方を考えていきたい。


初年度の保険料だけの比較で加入をしたAさんのケース

Aさんはペット保険B社に加入した。0歳の犬であったため、ペットショップが提携しているペット保険に加入。他のペット保険と比較しても、加入時の保険料は変わらなかった。


が、家に帰って今後支払う保険料を調べてみると…なんと今は月々3,000円ほどの保険料が10歳になったときに1万円近くになることが分かった。「高齢になってこんなに保険料があがるとは…。」


ポイントは、生涯で支払う保険料を知っておくこと

さまざまなペット保険がある中で、まずははじめに知っておくべきポイントは、『生涯でいくら保険料を支払うのか』という点。


若い時は保険料が安くても、高齢になってから急激に保険料が上がってしまうということは非常によくある。比較サイトでは、若い時の年齢の保険料が安いものが紹介されていることが多いため、パッと見は安く感じてすぐに加入してしまうケースも多い。


各社ペット保険の料金表には、年齢別の保険料が記載されている。ペット保険に加入する前に、わが子が10歳になったとき、15歳、20歳…と、長い期間で保険料の支払う金額の合計を知っておこう。また、若い年齢の保険料しか記載されていない場合は、事前に問い合わせをしておいた方がいいだろう。


補償されない病気やケガを確認せずに加入したCさんのケース

病院で先生に顔をいじられる犬

Cさんは、ペット保険D社に加入中。わが子が5歳になったときに〇〇病という病気にかかってしまった。治療のためには、手術や入院、そして今後の通院が必要となってしまった。こんなときにペット保険に入っているから大丈夫!と安心したのもつかの間…。


保険会社からは、治療費が保険対象外であると告げられた。ペット保険の会社によって、保険金が支払われない病気やケガがあるということを知り、加入前にしっかりと調べておく必要があったことを悔やんだ。


ポイントは、“なにが補償対象外”なのかを事前に知っておくこと

万が一の病気になったときのために、ペット保険に加入したにも関わらず、ある病気になってしまったときに保険金が支払われず、全額負担することになってしまった…ということがある。


ペット保険によって、病気やケガの補償範囲は異なるため、加入する前に必ず確認した方がよい。どんな補償が、どれくらいされるのかという点は、比較サイトではメリットばかりが記載されている。そのため、しっかりと各社の補償内容を比較してから加入すれば、罠に陥ることはない。


付帯サービスについて知らずに加入したEさんのケース

Eさんは、ペット保険F社に加入している。先日友人の話を聞いているとペット保険G社は保険以外の付帯サービスが非常に充実していることを耳にする。


Eさんは友人の加入しているペット保険の月々の保険料と同等の金額を払っていた。さまざまなサービスを受けられている友人の入っているペット保険の方が絶対にお得であったと後悔した。


ポイントは、付帯サービスをチェックしておくこと

例えば、気になることをいつでも獣医に相談できたり、万が一わが子が迷子になってしまった際に探してくれるサービス。


わが子の健康や安全をサポートしてくれるサービスがどれくらい付帯されているのかも、保険料に含まれているものとして考える必要がある。


ペットとの生活を想像して、加入検討をすることが大事。

嬉しそうに猫を抱っこする女性

ペット保険に加入する際に、ついつい調べてしまうのは月々の支払いはいくらになる?という保険料ベースでの話。もちろん家計のことを考えたら、月々の支払いは安いにこしたことはない。


だが万が一のときにその保険が適用されなかった場合のことや、病気やケガ以外のサービスの充実度もぜひ考えてほしい。


ペットとの暮らしは、必ずしも「病気やケガ」という面だけではない。困ったとき、悩んだときに相談できる保険であり、さらにはペットとの暮らしが楽しくなるようなペット保険に加入したいものである。


業界大手のアニコム損保のペット保険は?

ここでは、『どうぶつ健保ふぁみりぃ』について紹介したい。


・年齢によって保険料は上がるが、0歳と10歳を比較しても保険料が2倍以上になることはない。

・健康体での加入であれば、加入後どんな病気になっても基本的には継続が可能なので、一生涯安心できる。

・LINEでいつでもアニコムの獣医師に相談できる「どうぶつホットライン」がある。

・万が一、迷子になった場合にはペット探偵が大切なわが子を探してくれる。

・どうぶつ健康保険証を提示するだけでお得に楽しめる店舗や旅行施設等がある。

・毎年1回、うんちをアニコムに送る「どうぶつ健活」で腸内フローラの様子をチェックできる。

…など。


ペット保険を正しく選ぶことが、重要。

もちろん、大切なペットが病気やケガをしないのが一番だ。だが、ペットとの暮らしでは、思わぬアクシデントが起きたり、突然の病気をしてしまったりすることもあるのが事実。


ペットと暮らす上で、大切な家族の命を守るのはペット保険そのものではなく、ペット保険を適切に選び、日々の生活で危険がないように気を付け、なにか変化があったときにいち早く気づいてあげられることができるあなた自身なのである。


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