猫の室内飼育は高さ優先
2017.07.11
これから猫を飼おうと思っている方へ。猫は自由に外出させず、室内で飼育しましょう。
猫にとっては家の外は危険がいっぱいです。交通事故、妊娠や感染症、ノミやダニなどの寄生虫、野良猫とのケンカや迷子など、さまざまなリスクが潜んでいます。
また、災害が発生した場合、外で遊んでいたら一緒に避難することが難しくなります。完全室内飼育の猫は、外で暮らしている猫より、3年も寿命が長いという報告もあります。
とはいえ、「猫は自由な動物だから外に出たがるんじゃないの?」「室内にずっと閉じ込めておくのはかわいそう」と思われるかもしれません。大丈夫。実はそんなことはありません。猫ちゃんの生活スペースにとって大切なものは、水平な広さよりも垂直な高さだからです。
著者も学生時代、ワンルームで猫と暮らしていました。広さはありませんが、天井に収納がある部屋だったため、上下運動で十分満足していました。押し入れやタンスの上など、高い所に猫用ベッドなどをおくのもいいでしょう。
また、高い所に落ち着ける場所を確保してあげるといいでしょう。ただし、その場合はベッドが落ちないように滑り止めなどの工夫が必要です。
猫が窓の外を見ていると、「外に出たいのかな」と思われるかもしれません。でも、興味があっても必ずしも出たいとは思っていません。猫は好奇心が強いですが、同時に警戒心も強いため、むしろ安全な場所から眺めている方を好みます。心落ち着く場所で家族と一緒に過ごすのが猫にとっての幸せといえるでしょう。
ただ、気をつけたいのが肥満です。おいしい食事が用意され、狩りをする必要もなければ太りやすくなりますので、たっぷりとおもちゃなどで遊んであげましょう。
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