毎日スッキリ! ネコちゃんの便秘対策

2017.07.05

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猫のトイレのお話です。排便時にコロコロした硬いウンチしかでなかったり、時間がかかったり、下腹部を触るとゴロゴロとした硬いものがあったりしませんか?


それは「便秘」かもしれません。便秘がひどくなると食欲不振や嘔吐、巨大結腸症などを併発します。日頃から排便の様子や回数をチェックし、便秘予防に努めましょう。


猫はもともと飲む水の量が少なく、腸の中で便が硬くなりやすい傾向があります。運動不足や肥満、加齢などから、腸の動きが悪くなっても便を排泄しにくくなります。


また、腰痛や関節痛などのため、排便姿勢を取りづらいと、回数が減り、便秘になりがちです。中高齢の猫では、賢蔵機能が低下して体液の調節がうまくいかず、慢性的に脱水気味な場合もあります。


予防法としては、十分な水分摂取と、おなかの動きを良くするための適度な運動です。


飲水量を増やすために、その猫が好むタイプの水(例えば、くみ置きの水、蛇口から出る水、冷たい水)を見つけましょう。また静かな場所、外が見える場所など、いろいろな場所に水を用意しましょう。


食餌をドライフードから水分の多いウエットタイプ(缶詰)に変えたり、ドライフードをぬるま湯でふやかしたりしても、水分摂取量を増やすことができます。


自力で排便できなくなると、肛門に指を入れて便をかき出す摘便や浣腸をしなければいけません。猫にとっても大きなストレスです。排便の異常が続くようなら、早めに動物病院にご相談ください。

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