ペンギンはみんな氷の上に住んでいる? 誤解されがちな動物たち

2020.01.24

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あなたはペットを飼い始めて、犬なのに、猫なのに(またはウサギなのに、鳥なのに)こんなことするの〜?思っていたのとちがう!と思ったことはありませんか?


もちろん個性的なペットもいますが、その大半は、犬とはこんな動物、猫はこんな動物、という思い込みからきているかもしれません。実際、わたしたちが信じている動物の常識には大きな誤解もあります。どんな誤解があるのかチェックして、ご自身のペットに対しても誤解がないか、今一度確認してみてはいかがでしょうか。

ペンギンはみんな寒いところに生息している?

ペンギンといえば、南極の氷の上で暮らしているというイメージがありますね。でも実は、ペンギンにもさまざまな種類があり、すべてのペンギンが寒いところにいるわけではありません。南アメリカやアフリカ、オーストラリアやニュージーランドに生息するペンギンもいます。中には赤道直下のガラパゴス諸島に住むペンギンも。


実際に南極で暮らしているのは、コウテイペンギンとアデリーペンギン、ジェンツーペンギン、ヒゲペンギン、マカロニペンギン、オウサマペンギン、イワトビペンギン。この中で繁殖も南極で行うのは、コウテイペンギンとアデリーペンギンだけ。それ以外のペンギンは南極周辺の島で繁殖します。ペンギンの種類は約20種なので、実際に氷の上に住んで繁殖まで行う種は、ペンギンの中でも珍しい方といえるでしょう。


ちなみに日本の動物園や水族館でよく見かけるフンボルトペンギンは、南アメリカのペルーやチリの海岸や島に生息するペンギン。お腹に黒くて太い1本のラインと斑点があることが特徴です。屋外で飼育されているペンギンは、たいていこのフンボルトペンギンです。ペンギンを見かけるたびに寒いところから来たんだな、と思っていたら、とんでもない。野生ではサボテンの根もとに巣を作ることもあるフンボルトペンギンかもしれません。

うさぎや馬の好物はニンジン?

うさぎの好物といえば、ニンジンを一番に思い浮かべる方が多いでしょう。馬に至っては「馬にニンジン」ということわざまでありますね。ですが、実際にうさぎや馬がニンジンを好んで食べるかというと、そうでもありません。両者とも草食なのでニンジンを食べることはありますが、好んで食べるかどうかは、個体差が大きいところ。ニンジンが嫌い、食べないといううさぎや馬も珍しくありません。うさぎの場合、ニンジンの根の方ではなく葉を食べるのが好き、ということも。


そもそもうさぎや馬の主食は草で、ニンジンはおやつのような存在。現代では両者のおやつにもさまざまな選択肢があります。うさぎの場合は、香りが強い葉物野菜や甘い果物を好むことが多く、好物をひとつあげるなら、大葉、パセリ、バナナなど、ニンジン以外の野菜や果物となることが多々あります。馬の場合も、必ずニンジンがおやつになるわけではなく、リンゴや小松菜のほか、特別なごほうびの角砂糖を楽しみにしていることもあります。ただニンジンは栄養豊富なので、おやつに適した野菜ではあるでしょう。

カメはのろまなどうぶつ?

カメは素早く動けない、のろまな生き物だと思われています。でもこのイメージのままカメを飼うと、意外に速く動いて驚くことになるでしょう。カメは脱走の達人ともいわれ、水槽の壁を登ったり、フタを押し上げたりして脱走することがあります。逃げ足も速く、捕まえるためにはのんびりしていられません。


重い甲羅を支えるために脚の筋肉が発達しているため、敏捷に動けるようです。思いのほか速く動くのはクサガメやミシシッピアカミミガメなどの水中でも陸でも動ける半水棲のカメで、リクガメの歩みは、やはりゆっくりといわれています。そんなリクガメでも、人の後を追って走るように素早く進むこともあり、のろまとは言い切れません。

ニワトリやアヒルは飛べない?

ニワトリやアヒルは、飛ばないように改良された鳥なので「飛べない」と思われています。確かにあまり飛ぶ姿は見かけません。体重がすぐに重くなるよう、太りやすくなっているので長距離を飛ぶことはできず、体重によっては飛び上がることも難しくなっています。それでも、決して「飛べない」わけではありません。


ニワトリの場合、数メートル程度なら飛べるので、屋根や木の上に飛んで上ることがあります。アヒルはさらに体重が重いのでニワトリほど飛ぶことは難しいのですが、ペット用の小型の品種コールダックであれば、個体差はありますがやはり数メートルは飛ぶことができます。本当に飛べない鳥というのは、ダチョウやエミューなどの走鳥類やペンギンなどです。


あなたはいくつ真実を知っていたでしょうか? 動物たちが誤解される原因は、CMや映画、テレビ、古い物語などのイメージが定着することからきているようです。同じ動物でも、種類によって生息地や生態が大きく違っていることもあれば、個性によって変わってくることもあります。一面だけを見て決めつけることのないよう、気をつけたいですね。

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