目指せSNS映え! 初心者向けペット写真撮影のコツ

2019.11.29

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世界一かわいいわが子の写真。たくさん撮っているけれど、いまいち映える写真にならない。ペット写真をスマホでうまく撮る方法が知りたい。そんなみなさんに、ちょっと気をつけるだけで必ず写真が変わる、ペット撮影のコツをお届けします。現状の写真で満足している方も、ここでご紹介するポイントを押さえて撮影すれば、もっともっとペットが輝く写真が撮れるかもしれません。ぜひチェックしてくださいね。


STEP1.「光」を意識しよう

室内で撮ることが多いペット撮影。なんとなく暗いからと、無意識にフラッシュを使っていませんか?実はペット撮影にフラッシュはNG。目が赤く光って写ったり、不自然な影ができたりと、残念な仕上がりになりがちです。また、夜行性のどうぶつに至近距離でフラッシュをあてると、とてもまぶしく感じてストレスを与えてしまいます。スマホのカメラやデジカメのフラッシュは必ずオフに。発光禁止モードに設定して、自動でフラッシュを焚くこともないようにしましょう。


それでは、フラッシュなしを前提に「光」を意識してみましょう。すべての写真撮影で最も大切なのは光。ペット撮影の場合はとくに「自然光」を味方につけましょう。窓から光が入る明るい部屋で撮る方が、照明を明るくした部屋よりも毛がフワフワで柔らかい印象になります。とくに太陽光が入る窓際はいいスポット。ワンちゃんやネコちゃんは窓際でウトウトと日光浴をすることがありますし、ウサギさんはカーテンの裏に隠れるために窓際に行くことがあります。そんな時こそシャッターチャンス。


光が強すぎる場合は、レースのカーテンなど薄くて白い布越しに撮ると、やわらかい光になります。もしコントラストが強くなっても、それはそれで味のある写真になることも。テーブルの下や家具のすき間など暗い場所が好きな子が多いものですが、できるだけ明るい場所にいるところを狙って撮影しましょう。


もっと明るく撮りたい時、片側だけ暗く感じる時は、レフ版を活用しましょう。といっても、撮影用のレフ版を買いに走る必要はありません。ダンボールに白画用紙を貼ることで自作できます。レフ版は光源の反対側に置き、手で角度を変えながら見え方の違いを確認しましょう。うまく光を反射できれば、光源から影になっている部分が明るくなります。


市販のレフ版を使う場合、銀色のものや突然バッと開くタイプはペットをびっくりさせてしまいます。撮影の前にあらかじめ開いておき、白い面を使うようにしましょう。


STEP2.目線の高さに合わせて撮影

赤ちゃんやお子さんを撮影する場合と同じで、被写体の目線の高さに合わせて撮るようにしましょう。室内でも外でも同じです。かなり低い位置になりますが、時にはカメラを地面に置いてでも、ペットと同じ目線を追求しましょう。ペットがカメラを覗き込むくらい低い場所から撮るのも◎。人の目線で上から撮るより新鮮な写真になります。


STEP3.片付けと掃除を徹底しよう

ペットは人より体が小さく、低い位置から撮影するので、どうしても室内に置いた物やゴミが目立ってしまいがち。カーペットに落ちた髪の毛、家具の下に落ちた物、収納カゴから溢れた物などがしっかりと写り込んでしまいます。せっかくペットがかわいいポーズをしていても、背景が散らかっていては写真が台無し! とにかく片付けて念入りに掃除をしましょう。背景はできるだけすっきりしている方が良い写真になります。テレビ画面や冷蔵庫、ガラスの映り込みも気をつけましょう。


STEP4.三脚は積極的に使おう

三脚はペット撮影でも心強いアイテム。動く被写体に対して手ブレを抑えることができますし、STEP.2の通り、目線に合わせる時に低い位置でカメラを固定できるので便利です。複数のペットを一緒に撮りたい時、カメラを固定して飼い主さんはペットたちを集めることに集中できますし、飼い主さんとの2ショットを撮ることもできて、写真の幅も広がります。スマホ用のミニ三脚もあるので活用してみましょう。


STEP5.撮影コーナーを作ってスタイリングに挑戦

撮影に慣れてきたら、撮影コーナーを作るのもオススメです。ペットのお気に入りの場所は避けて(くつろげなくなってしまうと困るので)、部屋の一角に撮影コーナーを用意してみましょう。シンプルに白い紙で囲んだだけのスタジオ風もいいですし、好きな布や雑貨を使ってスタイリングに挑戦するのもいいですね。雑貨を置く場合は、かじられたり壊されたりしないものを選びましょう。特別に作りこまなくても、家具や物を置かないでお気に入りのおもちゃや、かわいいおもちゃを置いておくだけでも構いません。興味を持って遊んだ時がシャッターチャンスになります。


どんな背景にするか、どんなものを入れるかは、センスの見せ所。ここでセンスなんてない! と諦めずに、ペットと飼い主さんの個性の見せ所と思って好きなものと一緒に撮ってみましょう。同じ物と時期をずらして撮り続けるだけでも、貴重な成長記録になります。どんなスタイリングでも自由ですが、どうしても迷ってしまうという方に、毛色別の似合うスタイリングのイメージをご紹介します。


毛色別おすすめスタイル

白や黒、グレー・・・モノトーン系(黒または白一色の家具や雑貨、英字新聞の背景など)


濃い茶色・・・アンティーク風(シャビーな木製家具やアイアンの家具、古い雑貨など)


ベージュ、アイボリー・・・ナチュラル、ロマンチック(花柄や花畑の背景、花、レース、かごなど)


オレンジ、レッド・・・ポップ(カラフルなドット、風船、ボールなど)


こちらはあくまで世界観を作りやすいというだけで、これ以外は合わないということではありません。ペット自身の個性も活かして好みのスタイルで撮影してみてくださいね。


ハロウィン仕様の撮影コーナーを作って、いざトライ!

さて、もうすぐハロウィンですね。仮装を楽しむ人たちもたくさんいますが、一緒に暮らしているどうぶつに「ハロウィン・コスチューム」をまとわせて記念撮影を楽しむご家庭も多いのではないでしょうか。かくいう私も、愛猫のハロウィンチックな写真を撮りたいと思いたち、挑戦してみました。

撮影コーナーを作ってはみたものの…

愛猫はエルザ(10歳・女の子)とギンジ(2歳・男の子)。ふたりとも黒猫なので、ハロウィンにはピッタリのキャラクターです。


居間とキッチンの間にある仕切りに、ハロウィン柄のタペストリーを貼り、その前に愛猫たちがよく寝ている大きなクッションを置きました。超簡単ですが、撮影コーナーの設営完了。太陽の陽が射し込むのどかな日、順光を意識してフラッシュはNGに設定して、しばし愛猫たちの様子を観察します。


いつものようにクッションに乗ってくれるかなと期待しましたが、近寄りもしません。普段気に入っているクッションでも、何かいつもと違う雰囲気が漂っているので、警戒心でいっぱいのようです。

仕方なく猫じゃらしで誘い出し、まずはエルザを撮影。エルザは洋服を着るのは苦手ですが、首輪はしてくれるので、ハロウィン模様のバンダナ風首輪を装着してもらいました。

もちろん、目線の高さはエルザに合わせて。残念ながら三脚はないので、猫じゃらしを片手にいろいろな角度から撮影。やはり、少しブレてしまいました。

次はギンジです。ギンジは超ビビリなので、タペストリーを少し離れたところからじっと見つめていたかと思うと、しっぽをだらりとたらして、コソコソとその場を去ってしまいました。もちろん首輪もしてくれません。

そんなビビリ屋ギンジでも、猫じゃらしの前では狩猟本能が勝るようで、なんとかクッションの上に乗ってくれました。とはいえ、顔が見えるように撮影するのは至難の業。何回もシャッターを押し、ときにはぼかし機能も駆使して、なんとか撮影終了。



ハロウィンと猫

▲左:タペストリーを貼って撮影コーナー設置完了。 右上:少しブレてしまったエルザ。 右下:遠くを見つめるギンジ。



イベント写真を真剣に撮ったのは久しぶりです。いい思い出づくりができました!もっと撮影機会を増やして、愛猫たちを可愛く撮ってあげたいと思います!


ハロウィンの世界に浸る黒猫

▲ハロウィンの世界へ羽ばたこうとしている(?)ギンジ


最後に…

最後になりますが、ペット撮影に焦りは禁物。思ったように撮れない、すぐ動いてしまうと焦る必要はありません。うまくいかない時は、一旦切り上げてもいいのです。一緒に暮らしている飼い主さんならではのリラックスした表情、ポーズの写真は、時にプロの写真にも迫ります。撮り続けることで、お互いにモデルとして、カメラマンとして上達することを目指してみてください。


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コメント4

後藤博之さん

甘えん坊なんです。構ってちゃんなんです。

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ここ母さんさん

家族に成って3ヶ月です 
男の子のトイブードルで8ヶ月になったばかりでやんちゃ盛りです

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ハリーママさん

『ダメ』って言うんですが、アタマすりすりしてくると、叱っていることは忘れてしまってデレデレしていまします💕😆

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鬼頭正浩さん

亡くなった政宗との思い出そして今も元気な幸姫ですコーギー大好き

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