フードを出しっ放しにすると・・・

2017.06.01

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「ドッグフードを食べない」という悩みを聞くことがあります。


本来、犬は食べ物を目にするとすぐに食べようとする習性があります。ところがフードを出しっ放しにして、いつでも食べられる状態にしておくと、途中で遊んだり、だらだら食べたりするようになります。


こうした場合、不調で食欲がないことに気づきにくくなり、病気の発見が遅れる可能性もあります。もし、フードを置いても興味を示さなかったり、遊び始めたりしたら一度片付けましょう。1、2時間後に再度フードを与え、「出されたときに食べなければ食べられない」ということを学習させましょう。


犬の食欲が落ちると、心配になって別のフードやおやつを与えることはありませんか? 繰り返すうちに、「いつものフードを食べなければ、もっとおいしいものがもらえる」と学習し、ますますフードを食べなくなります。元気はあるけれど食べないという場合は、えり好みをしていることも考えられるのです。


健康な成犬の場合、水を適量飲んでいれば、1、2日食べなくても健康を害することはほとんどありません。フードを出しっぱなしにしたり、すぐに別の食べ物を与えたりするのはやめましょう。


また、おやつなどを与えすぎていないでしょうか? おやつの適正量は1日の食事の10%程度までといわれています。しつけなどで使用する際にも、1日の摂取カロリーが増加しないように気を付けましょう。おやつの食べ過ぎでフードを食べなくなることもあります。カロリーの高いおやつは肥満の元です。愛犬の健康のためにもしっかり管理しましょう。


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