猫はなぜ丸くなって眠る?
2018.11.09
猫がニャンモナイトになる理由
「猫はこたつで丸くなる♪」という歌は有名ですが、そろそろ自宅の猫ちゃんも丸くなって眠るようになったのではないでしょうか。
通称「ニャンモナイト」とも呼ばれるこの姿ですが、猫が丸くなって眠るのにはふたつの条件が必要です。ひとつめは寒いこと。手足を縮めて表面積を小さくすることで熱の放射が少なくなり、ぬくぬくと眠ることができます。
同様の考え方に、同じ種でも寒い地域に住む動物は体温保持のため、耳、首、足、尾などの突出部が短く成るという「アレンの法則」があります。
ふたつめに、安心できる環境であること。丸くなった姿勢には、いざというときにすぐに逃げることができない無防備な状態です。丸くなって眠るのは、猫にとって、とても安心できる場所です。邪魔せず、そっと寝かせておきましょう。
安心して丸くなれるよう、やけどには気をつけて
丸くなり、安心して熟睡しているときに気をつけたいのがやけどです。ストーブの前、こたつの中などは暖かいため、つい近づき過ぎて毛を焦がしてしまうことがあります。
また、ホットカーペットやエアコンなどの前で長時間同じ姿勢のままで過ごし、低温やけどをしてしまうことがあります。
低温やけどは、後から脱毛や皮膚の変色などの症状が出ることもあるので要注意です。
暖房器具に近づき過ぎないような配置に工夫する、ホットカーペットなどに直接接触しないようにするなどの対策をしましょう。少し温度が低く感じられても、毛布やタオルなどを使い、潜れるようにすると猫自身の体温で保温できるので防寒対策になるでしょう。
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