犬や猫にみられる「逆くしゃみ」とは?
2018.09.18

いきなり呼吸が苦しそうに! もしかしたらそれは「逆くしゃみ」かも?
飼っている犬が突然、目を大きく見開いたまま激しく「ブーブー」と鳴き出した!
発作なのか? 呼吸困難なのか? 見ている方が不安になるくらいとにかく苦しそうな音。どうしたらいいか分からず焦っているうちに、症状が収まり何事もなかったようにしている―。
このような経験をされた飼い主さんも多いのではないでしょうか。
これは「逆くしゃみ」という犬猫特有の症状です。まるで、くしゃみを吸おうとしているように見えることから、このように呼ばれています。
一般的な「くしゃみ」は、空気が鼻孔を通して急速に押し出される現象です。一方、「逆くしゃみ」は鼻孔から空気を急激かつ連続的に吸い込む発作性の呼吸です。
首を前方に伸ばして目を開き、立ったままか座った状態が多く、回数を数えることは難しいですが、数秒~1分ほどで収まります。口が閉じていることが多く、小型犬や短頭犬種でよく起こるといわれています。
不安なら動画を撮って獣医師に確認してもらおう
「逆くしゃみ」は生理現象なので、特に治療は必要ありません。ただし、「中高齢になってから突然症状が現れた」「ひどくなる」「頻度が増える」などの場合には、鼻咽頭部の異物やポリープなどの可能性があるため、精密検査をお勧めします。
また、「白目をむく」「意識を失う」「よだれが多く出る」といった症状を併発している場合は、神経系の疾患も疑われ、やはり検査が必要です。
不安なときは様子を動画に撮って獣医師に見せるといいでしょう。
kaoさん
ジャックラッセルが14歳頃から頻繁に逆くしゃみをするようになり、だんだん黄色~赤茶の鼻水や痰が飛ぶように。ある日血が混じった物凄い塊がくしゃみとともに出ました。それでも診察時、医者にも見落とされて抗生剤やら痰切りの投薬をしました。実は上顎に穴が開き鼻腔まで空洞になっていました。
歯周病悪化による穴だったようです。患部の歯も2本抜けて可哀想でしたが、今は薬も要らず、穴に餌がつまったら取り除いてあげています。
ともこ@きょんの姉さん
うちのきょん(チワプー1歳)も逆くしゃみか気管虚脱かで不安になり、獣医師の先生に相談したところ、今度動画を撮ってきてと言われたので撮影して行きました。
結果、逆くしゃみでした(^_^;)
けっこう苦しげにえづくような息遣いが見ていて辛い…。
短頭種に多いとの記述、まさにそれです。
うちのきょんはけっこう小顔、鼻もチワワ寄りで詰まった感じの顔立ちです。
チワワちゃんのように小さな子がしていると余計心配ですよね。
信頼できるかかりつけの獣医師の先生に判断してもらうに限ります(>_<)