シャチ ~海の王者、海の狩人~

2017.04.07

高い知能を生かした狩り

先日、東京湾にその姿を現し、話題になったシャチ。彼らは、赤道から極地までほぼ世界中の海に暮らす地球上もっとも広く分布することに成功した哺乳類のひとつで、別名「海の王者」とも呼ばれています。この呼び名がついた理由の一つとして、高い知能を生かした狩りをすることがあげられます。シャチは非常に社会的行動を好み、狩りをする際も、統率のとれたチームワークで、大波を起こして流氷上のアザラシを海に落としたり、オタリアなど砂浜の動物の狩りをしたりします。


このような高い知能を生かして、クジラ類やホオジロザメを襲うこともあり、そこが「海の王者」と呼ばれる由縁なのかもしれません。


シャチと人間

シャチはシャチを襲う生き物がいない食物連鎖の頂点にいる肉食獣です。しかし、日本では戦後から60 年代にかけて脂のためにシャチを捕獲していたという報告があります。自然界では敵なしのシャチですが、武器を手にした私たち人間だけが、唯一のシャチの天敵だったのです。


人間は、武器を使うことでシャチと対峙しました。しかし彼らは、武器を使わずに、その高い知能とチームワークで自然界の頂点に達しました。―――自然界には、私たちの想像を超えるような知能を持つ生き物が、まだまだいるかもしれません。


【シャチ】
Orcinus orca クジラ目 ハクジラ亜目 マイルカ化 シャチ属
イルカの仲間で最大の種。世界中の海に生息し、地中海やアラビア海にも生息する。
日本では北海道の根室峡から北方四島にかけてや、和歌山県太地町にて度々目撃されている。

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