ペットにもある? 薬と食べ物の「食べ合わせ」

2018.02.27

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迷信ではない、薬と食べ物の避けるべき組み合わせ

「合食禁(がっしょくきん)」という言葉を知っていますか? これは、食べ物に関する言い伝えのひとつで、一緒に食べると消化不良などを起こすとされる食べ物の組み合わせです。よく聞く「食べ合わせ」と同様の意味です。「スイカと天ぷら」「カニと柿」などが有名ですね。


食べ合わせではありませんが、薬と食べ物との組み合わせによって悪影響が出てしまうこともあります。代表的なものとして、「抗凝固薬(血管内で血液が固まるのをおさえる薬)と納豆」「高血圧の薬とグレープフルーツ」などがあります。


同時に摂取すると、薬の効き目が強くなりすぎたり、弱くなってしまったりする場合があります。食べ物の中に含まれている成分が、薬の消化、吸収、代謝などに影響を与えるためです。


ペットの食べ合わせ、不安なときは獣医師に確認を

最近は犬や猫も長寿になり、動物病院で高血圧の治療薬などを処方されることが増えてきました。人間と同じように、食べ物との組み合わせによって影響が出ることがあります。


ただ、動物の薬と食べ物の「食べ合わせ」は、人の場合ほど研究が進んでいないのが現状で、あまり周知もされていません。


市販のドッグフードやキャットフードではなく、手作りの食事やおやつを与えている飼い主は、注意が必要です。「健康によいから」と納豆などを与える飼い主もいるそうです。


動物病院で薬をもらうときには、「この薬と、食べ合わせの悪い食べ物や飲み物はありますか?」と聞いてみることをお勧めします。

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