ペットの乗り物酔い対策

2017.12.04

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「ペットも連れて家族みんなで自然の中で過ごしたい」「楽しい思い出を作りたい」。最近ではペットと一緒にお出掛けを楽しむ人たちが増えています。


ただし、車で移動すると、中には私たちと同じように乗り物酔いをしてしまうペットもいます。


乗り物酔いは、内耳にある平衡感覚をつかさどる器官が得た情報を、脳内でうまく処理できないために起こるといわれています。


歩いているときは、その動きのスピードと同時に景色も動き、内耳にある平衡感覚をつかさどる器官「前庭」から、脳へバランスよく情報が伝わります。


一方、乗車中は自分は止まっているのに景色が動き、視覚情報だけが変化することになります。そのため、そのアンバランスな情報を脳が感知し、乗り物酔いが発生するようです。


また、心理的な影響もあり、過去に乗り物酔いした動物は「車に乗ること=気持ち悪い思い」と感じ、酔いやすくなることもあります。予防法は、できるだけ快適な環境をつくり無理をさせないことです。いつも使っているタオルや玩具など安心できるものを用意しましょう。


車内のにおいが原因で気分が悪くなることもありますので、ときどき窓を開けるなど換気をこまめにしましょう。


さらに、胃の中に食べ物が残っていると酔いやすくなりますから、できるだけ空腹の状態で乗せましょう。


それでも、乗り物酔いが激しい場合には、ペット用の酔い止めの薬があります。かかりつけの獣医師とよく相談して処方してもらうとよいでしょう。

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