どうぶつがかわいい理由

2017.11.14

私たちは、人や動物の赤ちゃんを見ると本能的にかわいいと感じます。ノーベル医学生理学賞を受賞した動物行動学者、ローレンツ博士は、人がかわいいと感じる人間や動物の赤ちゃんの身体特徴を「ベビースキーマ」と呼び、人がそのような刺激を受けると、相手を守り育てようとする行動が自然に生じると説明しました。


ベビースキーマの特徴は、たとえば下記のようなことがあげられます。


  1. 体に比して大きな頭
  2. 前に張り出た額を伴う高い上頭部
  3. 顔の中央よりやや下に位置する大きな目
  4. 短くて太い四肢
  5. 全体に丸みのある体形
  6. やわらかい体表面
  7. 丸みをもつ豊頬  など

ペット、特に犬は人間と共存する中で、人間がよりかわいいと感じる外見に進化してきました。犬は成犬になってもオオカミの子の特徴(垂れ耳、足が短い、毛が短いなど)を残しています。


このように性成熟していながら子供の性質を持つことをネオテニー(幼形成熟)といいます。


犬にはさまざまな品種がありますが、外見と行動はおおむね対応するといわれています。つまり、顔がオオカミに似ている犬種ほど大人のオオカミに似た行動をとります。


愛玩犬は、特にネオテニーが進んでいるといえるでしょう。犬が成長しきっていないオオカミだとすると、飼い主は犬の親であり、良い振る舞いを教える必要があります。


家庭で暮らす犬はいつまでも子供で、人間の子供と違って自立することはありません。人間の愛情と世話がないと生きていけないのです。だからこそ、一生、愛情を持ち続け、世話を続けることが飼い主の責任といえるのです。

コメント0

ADVERTISEMENT