【トカゲの飼育入門】トカゲはどうやって飼うの?特徴と飼い方を解説

by 編集部 2022.05.12

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個性的なペットとして注目を集めるトカゲ。ここではペットとして人気のフトアゴヒゲトカゲを中心に、トカゲを飼いたい!うちでも飼えるの?と思ったら読んでおきたい、飼育の基本をまとめました。トカゲを飼う前にチェックしたいポイントと合わせて紹介します。

トカゲの特徴

まずはフトアゴヒゲトカゲを飼いたいと思ったら知っておきたい特徴を紹介します。フトアゴヒゲトカゲは有鱗目アゴヒゲトカゲ属に分類されるトカゲで、オーストラリアの乾燥地帯に分布しています。


トカゲの仲間は世界中に生息していて種類が多く、カメレオンやイグアナ、ヤモリも含まれます。昼行性だけでなく夜行性のトカゲもいて、生活場所も地上、樹上、その両方とさまざまです。


トカゲは周囲の温度によって体温が左右される変温動物です。極端に体温が下がってしまうと活動性が低下し、消化機能も低下して食べたものを消化することも難しくなってしまいます。温度管理が飼育のポイントになります。


フトアゴヒゲトカゲや野生の昼行性のトカゲは日光を浴びて体を暖めて活動し、体温が下がるとまた日光を浴びて暖まることを繰り返しています。飼育下でもケージの中に、暖まる場所とクールダウンする場所を作り、トカゲが自分で体温を調節できるようにすることが必要です。


飼育はケージの中が基本で、散歩の必要はありません。残念ながら飼い主になつくことはほとんどないといわれていますが、慣れれば手に乗ってくれることがあります。トカゲによっては、過度なふれあいがストレスになることがあるため、慣れないうちは最低限に留めましょう。また触るときに上から手をかざすと、天敵の襲来を思わせてストレスを与えます。低い位置から手を出すようにしてください。


トカゲといえば「しっぽ切り」をすることで有名ですね。本来は天敵にしっぽを捕まえられたとき、しっぽを切り離して逃げる行動ですが、フトアゴヒゲトカゲは自らしっぽを切ることはありません。だからといってしっぽを引っ張るなど、フトアゴヒゲトカゲが嫌がることはやめましょう。


トカゲもヘビと同じように脱皮をします。脱皮をするのは皮膚の新陳代謝がうまくいっているためで、健康な証拠です。本来、脱皮は自然に完了しますが、脱皮がうまくいかない「脱皮不全」になると手足が壊死するといったトラブルにつながる可能性があります。必要に応じて加湿や温浴、古い皮を剥がすなどのケアをしながら慎重に経過を見守ることになります。


トカゲの寿命は種類によって異なりますがフトアゴヒゲトカゲは8年~10年ほどです。

フトアゴヒゲトカゲの飼育環境

フトアゴヒゲトカゲはケージを置く場所があれば飼うことができます。ケージの置き場所は直射日光が当たらないところで、温度管理がしやすい部屋を選んでください。

フトアゴヒゲトカゲ飼育に必要なもの

フトアゴヒゲトカゲの飼育には次のものが必要です。

ケージ

爬虫類用として販売されている、ガラス製でフロントが開くタイプがお世話がしやすく便利です。大きさは一辺が体長の倍ほどで、中でトカゲが充分動き回れるくらいを目安に。大人になったときの体長で考えると買い換えが不要になります。

ライト

紫外線を浴びるためのライトと保温のためのライトを用意します。フトアゴヒゲトカゲは紫外線が不足するとビタミンDやカルシウムを充分に生成できず、骨の病気になってしまうことがわかっています。ケージに入れた状態で充分に日光浴をさせることは難しいため、紫外線ライトは欠かせません。


爬虫類用を用意しますが、トカゲの種類によって向き不向きもあるので、ショップで相談して選ぶといいでしょう。保温のライトは「バスキングライト」が一般的。ケージの一部に当ててホットスポットを作り、トカゲが自由に行き来し、体温調節をします。

パネルヒーター等の暖房機器

急激な温度変化を避けるため、ケージ内は一定の温度以下にはならないようにしましょう。また、床から保温できるパネルヒーターを設置するとお腹が温まるため、代謝が上がり消化が良くなることもあります。

床材

爬虫類サンドやバークチップ、キッチンペーパーなどを敷きます。

水入れ

ひっくり返すことがないよう、重いしっかりした容器を準備します。水を飲むだけでなく、脱皮の際に水に入ることもあるので大きめのものを用意してください。

温湿度計

ケージ内の温度、湿度をチェックするために必要です。

隠れ家(シェルター)、流木

フトアゴヒゲトカゲは半樹上性(地上と樹上で生活をおくる特性)のトカゲで、高いところが大好きです。野生のフトアゴヒゲトカゲは、よく岩や木に登るので、ペットとして迎える場合も隠れ家や流木などを用意して、高低差を設けてあげましょう。


フトアゴヒゲトカゲに必要なものをご紹介しましたが、トカゲは種類によって好む環境が大きく異なります。それぞれのトカゲにあったものを選びましょう。


フトアゴヒゲトカゲの食事

フトアゴヒゲトカゲの食性は成長段階によって昆虫食中心から野菜食中心へと変化します。昆虫食は人工飼料もあり、虫が不要となるように改良されつつありますが、現状では生きた虫もあげた方がよいとされています。生餌のほうが食いつきがよく、人工飼料は個体により好き嫌いが分かれます。


迎える際にショップでは何をメインであげていたかを聞き、生餌から人工飼料に切り替える場合は、ショップの方と相談しながら行いましょう。最初から人工飼料を食べている子もいます。また、捕まえた虫は寄生虫がいる可能性があることから、衛生面からも生き餌として販売されている虫(コオロギやデュビアなど)がすすめられています。


野菜はキャベツやチンゲン菜、小松菜などを与えます。ネギ類やほうれん草など体調を崩す野菜もあるので注意しましょう。また、不足する栄養素はサプリメントで補いますが、成長段階によって変化するため、ペットショップや詳しい方など相談先を確保しておきましょう。

トカゲのお世話

日常のお世話は温湿度をチェックして管理することと、食事を与えること、水換えです。食事の間隔や量はトカゲの種類や成長段階によって異なります。迎えるショップで確認して適切な内容を与えてください。また汚れ具合を見ながらケージ内を掃除し、床材を交換します。

トカゲを飼いたいと思ったらチェックしておくこと

上述したほかに、トカゲを飼う前に確認しておきたいことを紹介します。


・トカゲの種類

トカゲは種類によって寿命や適切な環境、食事内容が異なります。初心者には飼育が難しい種類もいます。初心者に飼いやすいと言われているのは、ショップで見かけることも多いフトアゴヒゲトカゲやヒョウモントカゲモドキ、オニプレートトカゲなどです。まずは飼育や入手がしやすい人気のトカゲから特徴を調べて選ぶといいでしょう。


・トカゲを診てもらえる動物病院

動物病院の診察対象は犬や猫がメインです。小動物を診てもらえる動物病院でも、うさぎや小鳥が中心の場合も。トカゲを飼う前に診てもらえる動物病院、できれば爬虫類に詳しいところを見つけておきましょう。動物病院に連れて行く際のケースや保温の仕方など、移動の方法も確認しておきましょう。


・トカゲの預け先

トカゲは2〜3日は留守にしても大丈夫と言われますが、念のため預け先も考えておきましょう。家族や友人の場合、相手がトカゲや虫が苦手であれば預けられないので、あらかじめ確認を。ペットホテルは犬猫が中心で、トカゲは受け入れていないことが多いものです。爬虫類も受け入れているペットホテルを見つけておきましょう。できれば専門店やブリーダーによる預かりなど、爬虫類に詳しい人に預けられる所が安心です。


・トカゲを飼っている実例

どんなに綿密に情報収集をしても、百聞は一見にしかず。ある程度調べた上で、できれば飼っている人に飼育環境を見せてもらうのが一番です。身近にいない場合は、ブログやSNSでも参考になります。飼ってみないとわからないトカゲがいる日常を垣間見ることができます。

まとめ

フトアゴヒゲトカゲを中心にトカゲの飼い方や飼う前に確認したいことを紹介しました。トカゲは鑑賞を楽しむことがメインになりますが、生きているトカゲをお迎えするということは、命と向き合い、責任を持つということ。トカゲは魅力的なペットですが、生涯飼い続けることができるか、よく考えて決めましょう。

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