身近な生物多様性~その1.東京 ~

2017.07.28

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歌謡曲の歌詞に、「東京砂漠」という言葉があるように、東京のような大都会はヒトや生物の気配が希薄だと思われる場所です。しかし、周りを注意して見てみると、様々な生物が生態系を作っていることに気づかされます。


今回は、都会の生物の多様性についてお話しします。



都心に広がる緑の公園

例えば、新宿御苑で考えてみましょう。繁華街にほど近く、新宿駅から徒歩約10分の、まさに都心に位置する公園です。アスファルトや高層ビル群を抜け一歩公園内に足を踏み入れると、そこには都心とは思えないほどの緑が広がっています。



都心の生物多様性

各国の庭園や雑木林を模して造られた森など、そこには500種類ほどの植物が息づいており、中には、ハナシノブ、ムニンノボタンなど絶滅危惧植物としてレッドリストに登録されている種(これらはいずれも日本固有種)も存在し、保全のための取組みがなされています。


緑のあるところには虫が集まり、それにつられて小鳥や爬虫類など、さまざまな動物たちが集まって、新宿御苑内では生物の生態系が成り立っています。



その場所ならではの生態系

東京のような大都会でも、その場所ならではの生態系が成り立っていること、そして絶滅危惧種を守る取組みもなされていることがわかると、都内の小さな自然も大事にしたくなりますよね。


出典:環境省ホームページ、新宿御苑ホームページ

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コメント1

1234567890さん

分かりやすい説明だった。ありがとうございました。

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