保護どうぶつシェルター「ani TERRACE」オープン! 「殺処分ゼロ」への想いが形に

by 編集部 2022.06.30

ADVERTISEMENT

アニコムグループ初となる保護どうぶつのシェルター施設「ani TERRACE(アニテラス)」が、4月29日、ついに三重県の商業リゾート「VISON(ヴィソン)」にオープンしました。今回は、アニテラスの施設やそこで暮らすどうぶつたち、アニテラスのスタッフたちの想いについてご紹介します!

三重県にある日本最大級の商業リゾート「VISON」

名古屋駅からバスで約1時間40分。バスに揺られていると、山の間から大きな建物が見えてきました。

▲広大な敷地の「VISON」。広すぎて一枚に収まりませんでした


「VISON」は2021年に三重県多気町オープンした商業施設。中には飲食店やホテルなど、70以上の店舗・施設が入っています。しかし、とにかく驚いたのはその広さ!面積は東京ドーム24個分にもなるそうです。


▲施設のほとんどがペットと歩ける屋外になっています


訪れたのは平日の朝でしたが、すでに観光客と思われる人たちが。施設のほとんどがペットと歩ける屋外であることや、ペットと一緒に入れるエリアもあることで、ペット連れのお客様も少なくありませんでした。

いざ、保護どうぶつシェルター「アニテラス」へ!

▲4月29日にオープンした「アニテラス」。木をベースにしたナチュラルな見た目が特徴


そんなVISONの中にオープンした保護どうぶつシェルター「アニテラス」が位置するのは「農園エリア」。ホテルやマルシェからは少し離れていますが、目の前に駐車場があるので車での移動が便利です。


▲画像右上に位置するのが「アニテラス」。車での移動が便利です


あたたかみのある木造の建物に足を踏み入れてすぐに感じたのは、部屋いっぱいに満ちた光でした。


▲あたたかみのある装飾がなされたロビー


正面扉の両サイドは大きなガラス壁となっており、自然光がロビーへたっぷり入り込むように設計されています。また、ロビーの左右にも大きな窓があり、右側の「犬の触れ合いルーム」、左側の「猫の触れ合いルーム」それぞれにロビーの光が入り、施設の隅々まで光が行き届くようになっていました。


▲「猫の触れ合いルーム」には着脱可能な「猫壁(にゃんぺき/LIXIL社)」が設置されています


コンセプトは「明るい、あたたかい、幸せな空間」

施設では「ドッグラン」と「ペットホテル」の運営も行われており、今後「老犬ホーム」もオープン予定。ドッグランは、ワンちゃんの足にやさしい「全面天然芝」となっています。他にも施設の様々なところに、どうぶつたちが過ごしやすいよう工夫がなされています。


▲1200㎡の広々としたドッグラン


アニテラスのコンセプトは「人とどうぶつがともに輝き、いのちを照らす」場所。「暗い」「冷たい」といったこれまでの保護施設のイメージを覆すような、「明るい」「あたたかい」「幸せ」な空間を作りたいとの想いを、施設のいたるところで感じることができました。

アニテラスの仲間たち

「幸せ」を胸いっぱいに吸い込んでいた取材班を元気いっぱいに迎えてくれたのは、2頭のワンちゃん、“おこげちゃん”と“はなちゃん”です。2頭とも三重県動物愛護推進センター「あすまいる」からアニテラスに来たばかりでしたが、おこげちゃんとは触れ合いルームで触れ合うこともできました。 おこげちゃんは元気いっぱいに動き回りながら取材班に近づくと「一緒に遊ぼう!」といいたげに目を輝かせていました。


▲「犬の触れ合いルーム」で元気いっぱいに動き回る“おこげちゃん”


施設では「殺処分ゼロ」を目標に、「あすまいる」に収容されている犬や猫を預かり、トレーニングなどを行ったうえで譲渡につなげています。ここにいるどうぶつたちとは「触れ合いルーム」で触れ合うことができ、譲渡の際の相性を確かめることもできます。 6月初めには猫の“アニーちゃん”が、“おこげちゃん”もその後、新しい家族と出会うことができました。今後も一頭でも多くの子たちが、新しい家族と出会えると良いですね!

「知ってほしい」保護どうぶつたちのこと

施設長の重原直哉さんは、「GWのオープンから多くの方に関心を持っていただくことができてうれしい」と、この2ヶ月を振り返ります。


▲施設長の重原さんは、自らも保護猫を2頭飼っているそうです


昨年までアニコムで営業担当だった重原さんは、アニコム入社当初から動物愛護活動に強い関心があったといいます。そこでアニテラス開設の話が持ち上がった時に「運営に携わりたい」と自ら手をあげ、施設長を務めることになりました。「今は課題もたくさんあって大変なことも多いけれど、やりたい仕事ができて充実した日々を過ごしています」と話します。


▲ “おこげちゃん”と触れ合う重原さん


今後の目標について聞くと「アニテラスに足を運んだ方々に『これまでの保護施設』と違う雰囲気を感じていただき、保護どうぶつたちのことをもっとよく知るきっかけの場になれるように頑張りたい」と力を込めて語ってくれました。

まとめ

保護どうぶつの譲渡などで、人とどうぶつを繋ぎ、その未来を“照らす”ことを目的に作られた「アニテラス」。そのあたたかみのある雰囲気から「保護施設はハードルが高い」といった方でも訪れやすい施設になっています。また、ペットホテルやドッグランのみの利用も可能です。
VISONにご訪問の方や、「保護どうぶつに興味がある」という方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


■「ani TERRACE」施設情報
・営業時間:10-17時
・定休日:火曜・水曜(祝日は除く)
・住所:三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 農園3
・公式サイト:https://www.ani-terrace.com/
・Instagram:@aniterrace_vison
・Twitter:@aniterrace
・Facebook:@aniterrace


ADVERTISEMENT
コメント1

レオンのお姉ちゃんさん

加入している保険会社様が、住んでいる三重県で保護施設を運営してくださっていると知り、とてもありがたい気持ちです。知り合いにも伝えていきたいと思います。

|