カピバラのマメ知識6選!おっとりやさしい性格って本当?実は意外な一面も!

by 佐藤華奈子 2022.06.27

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癒し系どうぶつの代表格として人気のカピバラ。動物園などの温泉でくつろぐ姿はもはや冬の風物詩でもあります。全国の動物園や水族館、観光牧場などで会うことができますが、そもそもカピバラはどんなどうぶつなのでしょうか?ここではカピバラの基本情報とともに、カピバラの意外な一面がわかるマメ知識も紹介します。

カピバラってどんなどうぶつ?

水辺で座っているカピバラ

カピバラは世界で一番大きなネズミ。体重はおよそ40~60㎏! 人間の大人ひとりと変わらない重さです。ずんぐりした体型でブタのようにも見えますが、実はモルモットと同じテンジクネズミ科の仲間です。


野生では南米の水辺に生息しています。川岸や池のそば、沼地などでよくみられる一般的な野生動物です。指の間に水かきがあり、水中で自由に泳ぐことができます。毛は長くまばらにはえていて、陸に上がったときに体が乾きやすくなっています。


水に入るのは天敵から逃げるときや水生植物を食べるとき、また暑さから逃れるとき。水に入って睡眠をとることもあり、交尾も水中で行います。水辺で生活することから「げっ歯目界のカバ」と表現されることも。といっても、いつも水に入っているわけではなく、1日の大半を陸で寝そべって過ごします。


数10頭の群れで生活し、ほかのどうぶつと一緒に過ごすこともある社交的などうぶつです。群れは1頭のオスと複数のメス、その子どもたちで構成されます。天敵はジャガーやピューマ、ワニ、アナコンダなど。子どもはアナコンダより小さなヘビや猛禽類に狙われることもあります。天敵を避けるため、おもに夜明けや夕暮れに活動します。


食性は草食で、野生での食べ物はスイレンやホテイアオイといった水生植物や陸地に生えている草など。飼育下では牧草やペレット、野菜、果物などを食べています。歯は生涯伸び続けるため、草を食べることですり減らして適切な長さを保っています。

カピバラを見るのが楽しくなるマメ知識

知っておくとカピバラを見るのが楽しくなるマメ知識を紹介します!カピバラを見る目が変わるかも…!?

マメ知識①好きな食べ物はスイカ

草食のカピバラは甘い果物や野菜が大好き。主食は草なので、おやつとして食べる甘い果物や野菜はスイーツのような感覚なのでしょう。スイカやリンゴ、カボチャなどを喜んで食べます。特に大きなスイカを豪快に食べる様子は圧巻。夏になると多くの動物園でカピバラによるスイカの早食い対決が開催され、カピバラ×スイカが夏の風物詩になりつつあります。

マメ知識②鼻の上に臭腺がある

カピバラの盛り上がっている鼻

カピバラの鼻の上に、コブのように盛り上がり毛が薄くなっている部分が見えることがあります。これは「モリージョ」と呼ばれる臭腺です。性別を問わずあるものですが、メスはあまり発達しないのでほとんど見えません。大人のオスではよく目立ちます。オスはこの臭腺から出る分泌物を木などにこすりつけ、縄張りを主張します。

マメ知識③威嚇やケンカをすることも!

おっとりとした癒し系のイメージで知られるカピバラですが、野生では生粋のファイター。オスは群れのボスにならなければ子孫を残せないため、自分の群れを守るボスと闘いを挑むオスの間で激しい闘いが繰り広げられます。ケンカの際はお互い後脚で立ち上がり、取っ組み合いのような体勢に。さらにするどい歯で咬みついていきます。


また普段は大人しいイメージですが、びっくりするほど大きな声を出すことも。群れの仲間に危険が迫っているとわかると、安全になるまで群れ全体で吠え続け、威嚇をすることもあります。

マメ知識④止まり木の役割も?

水から顔を出しているカピバラ

野生ではカピバラ同士で争うこともありますが、一方で穏やかな一面も。ほかのどうぶつが背中に乗るのを許しているシーンがよく目撃されているのです。背中に乗るのは鳥やサル、ウサギなど。鳥が止まり木のように止まっているだけでなく、サルが腰かけたり、寝そべったりしていることも。カピバラの子どもが大人の背中に乗ることもあるそうです。その様子から「天然のオットマン」「動くイス」とも呼ばれています。

マメ知識⑤日本に来たのは半世紀以上前のこと

カピバラの人気が急上昇したのは近年のことですが、日本に初めて入ってきたのは1960年代のことです。このころからいくつかの動物園で飼育されるようになり、1982年にようやく国内で初めて繁殖に成功します。同じく1982年に静岡県の動物園でカピバラが温泉につかることが発見されました。以降、この動物園では毎年カピバラが温泉に入るようになります。


時は流れ、2000年代に登場したキャラクターの流行がきっかけとなり、カピバラブームがおこります。カピバラを飼育する動物園や水族館の数は2006年には21園館でしたが、2017年には59園館に。2022年現在は60を超える施設で飼育されています※。

マメ知識⑥食糞をする

「うんちを食べる」と聞くと衝撃的ですが、カピバラには自然なことです。カピバラの食糞はストレスによるものではなく、草から効率よく栄養を摂るための食習慣のひとつ。ウサギが食糞をするのと同じ理由です。午前中に食べることが多く、この時間帯のうんちには腸内で草を消化する過程でできた栄養が豊富に含まれています。

カピバラと一緒に暮らすことはできる?

水の中で泳ぐカピバラ

カピバラは絶滅危惧種でも特定動物でもなく、国内で個人の飼育が禁止されているわけではありません。そういった意味では飼うことはできますが、カピバラを飼うには動物園や水族館のように飼育環境を整えることが必要です。


カピバラは水辺で暮らすため、カピバラが入れる深さの大きな水場が必須になります。さらに寝る場所、陸で過ごす場所を加えると、広い飼育スペースが必要です。


夏は屋外で飼育できますが、寒さに弱いので冬は屋内で温度管理をしながら飼育しなくてはいけません。草食ですが体が大きいため、食事代の負担も大きくなります。家庭で飼うことは難しいでしょう。

まとめ

カピバラのマメ知識を6つ紹介しました。カピバラは全国の動物園や水族館などで会うことができます。中にはふれあいができる施設もあるので、ぜひ会いに行ってみてください。

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