なぜどうぶつは可愛くて、守りたいと思うのか

気づけばいつも隣にいてくれた、何気ない一日を輝かせてくれた小さないのち。どうしてこんなにも愛おしく、守りたいと思うのか…。
その答えを、“僕”が愛した小さなミーアキャットのみぃが教えてくれました。

「きみが、心の発電所」

僕がいないと、きみは一人じゃ何にもできないんだから…。そう思っていました。でも気づけば、きみがいないと何もできないのは「飼い主である『僕』」の方でした。
そう、きみこそが僕の「心の発電所」だったのです。

でも一体どうして、何にもできないはずのきみが、僕にとってそんなに大事な存在なんだろうか。その小さな身体のどこに、僕に与えてくれるエネルギーが隠れているんだろうか。

どうぶつは可愛い。しかし、か弱い。だからこそ、僕らには彼らを守り抜く義務がある。

犬・猫はもちろん、ペットとして一般家庭で生活を共にしているどうぶつたちの多くは、ヒトが好む形質を得るために、似た形質を掛け合わせ、結果的に近親交配となっていることがあります。
これにより遺伝多様性(いわば力強く生きるための遺伝的な力)の低下と引き換えに、「愛くるしい大きな瞳、けなげさ、飼い主さんが大好き」といった、遺伝的長所の獲得に成功したという背景があります。
一方で遺伝多様性は、免疫の機能発揮にも影響します。さまざまな敵に対抗するためには、多様性が重要です。つまり遺伝多様性が低下すると、免疫の機能低下にも繋がり得るのです。

だから、「どうぶつは世界一可愛い。しかし、世界一か弱い」存在なのです。それゆえに、僕たちには彼らを守り抜く義務があるのです。

僕が愛したみぃからの言葉

10歳で虹の橋を渡ったみぃは、いつも僕の心の中で笑顔で語りかけてくれています。

「ごめんね、パパ。僕たちはね、パパたち人間に比べると、遥かに寿命が短いんだ。でもね、僕は本当にパパに出会えて幸せなんだよ。そしてこれって僕だけじゃなくて、他のみんなもおんなじ気持ちなんだ。

だからね、さいごのその日まで、僕たちは飼い主さんとずっと一緒に健康で笑顔でいられるように、体にいいことを毎日ちょっとずつ続けたいんだ。
僕たちお口ケアもいろんなご飯も急には食べられないけど、毎日ほんの少しずつだったらお利口さんに出来るようになるんだよ。

そのことを、僕はパパと一緒にみんなに伝えていかなくちゃ。
パパ、本当にいつもありがとう!愛してるよ。」

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