【ペットと防災】うさぎの防災対策これで大丈夫?

by アニコム うさぎチーム 2019.03.05

皆さん、こんにちは、ネザーランドドワーフのピーターちゃん(4歳)と暮らしているアニコム社員の鈴木です。


東日本大震災以来ワンちゃん、ネコちゃんの防災記事はよくみかけるようになりましたが、うさぎについての情報はそんなに多くありません。今回、うさぎの飼い主目線から防災対策を、うさぎ大好きアニコム獣医師の浅野先生と一緒に考えてみました。


私が今、準備しているもの

私が用意しているものは、こちらです。

  • ごはん(牧草とペレット)

  • 水2リットル分

  • 飲水ボトル

  • トイレセット(除菌シート、ビニール袋、新聞紙)

これらのものを、自分の避難リュックの隣にまとめて備えています!これでいいですよね? 浅野先生?


浅野:うさぎさんの防災準備、ちゃんと考えていつでも持ち出せる状態にしているなんてとてもグッジョブです!


でも、実際の被災のことを踏まえて、もう一歩現実的に考えてみましょう。備えておきたいモノと備えておきたいコトで紹介していきますね!


うさぎさんの備えておきたいモノ ①キャリーとケージ

浅野:うさぎさんは大きな物音に敏感なので、移動中や避難先で一定期間過ごすことを考えると、キャリーにはカバーがあるといいですね。できれば雨もしのげるような防水カバーがベスト。


ちなみに、このキャリーはピーターちゃん本人は慣れていますか? 病院に連れて行くとき(嫌なところに行くとき)だけ使用していたりしていませんか?


鈴木:大丈夫です! これでお散歩に行くこともあるので、入れるときに嫌がって暴れたりはしません。


浅野:おお! えらい。長期間の避難の場合、しばらくケージ生活になるので、ストレスと感じないよう普段からケージ居ることに慣らしておきましょう。


また、避難先で生活する際には、うさぎさんが動き回れるようにある程度の広さも必要ですが、移動中に動き回って骨折事故!などということがないようにタオルや保定袋(※)を使用して移動中は動きを制限するといいですね。


(※)保定袋:うさぎさんを入れる袋。動きを制限できるほか、あえて視界を防ぐことで安心できます。


うさぎさんの備えておきたいモノ ②お水とフード(牧草とペレット)、容器

浅野:次に、ご飯については未開封のものを用意しましょう。ローリングストックといって、1袋開封したら、未開封を1袋保管するようにすれば無駄もありません。


ちなみに、ピーターちゃんはこの容器じゃないと食べない(飲まない)などはありますか?


鈴木:これまで3回くらい変えましたが、特にこだわりはなさそうでした。飲水ボトルは避難用に1つ予備を備えてます。


浅野:ピーターちゃん、対応能力高いですね。でも、このキャリーは飲水ボトルを固定できない仕様になので、いつでもお水を飲める環境にしてあげるためには、キャリーを変えるなどしたほうがよいかもしれません。


また、飲水ボトルは壊れてしまうこともあるので、お皿から飲むことにも慣れておくとより安心です。もし、牧草フィーダに好みがあるなら、避難用に1個確保しておいてくださいね。


鈴木:なるほど…! 今までお皿からお水を飲んだことがないので、試しにお皿からお水をあげる練習もしてみたいと思います。ここまでの想定はしたことがなかった…知れてよかったです。


うさぎさんの備えておきたいモノ ③常備薬

浅野:ピーターちゃんはもうすぐ5歳だけど、これまで病気にかかったことはありますか?


鈴木:特にありません!


浅野:健康で何より! もし、病院で治療中だったり、ときどきお腹の調子を崩すうさぎさんなら、予備として少し多めに薬をもらっておきましょう。お薬を飲ませるときのシリンジやタオル、保定袋もあるといいですね。


また、避難先で食欲が落ちたときに備えて、草食動物用の流動食やスポーツドリンクなどの経口補水液を用意しておくと安心です。うさぎさんは常に食べてお腹を動かしてあげないと24~48時間で具合が悪くなってしまうので備えが大事です!


鈴木:そうなんですね。ピーターちゃんは割りとタフな方だと思っているけど(笑)、何かあったときに備えて流動食は必要ですね。


うさぎさんの備えておきたいモノ ④保冷剤、保温剤

浅野:避難した場所の温度や湿度が必ずしも適切とは限りません。暑すぎても寒すぎても、うさぎさんにとってはストレスになるので、保冷剤やカイロを用意しておきましょう。使用するときには、かじられないような工夫も忘れずに!


備えあればなおよし!預かってくれるところの確保

浅野:緊急避難場所や指定避難所の場所は把握していますか?


避難が必要と判断したとき、どこに行ったらいいのか事前に確認しておきましょう。うさぎさんと一緒に同行避難する練習もおすすめします。ご家族で暮らしているなら、誰がピーターちゃんを連れていくのか、荷物の分担も決めておくといいですね。


【参考記事】
【防災の日企画】 愛猫と一緒に避難してみた! ②実践編


鈴木:そういえば、自分の住んでいるY市T区で「災害時のペット対策」のセミナーが開催されていました。


浅野:自治体によっては積極的に市民と対策を考えているところも増えてきていますね。どんな内容でしたか?


鈴木:小動物に関する話はありませんでしたが、飼い主の連絡先、どうぶつの健康状態(治療中ならその内容、服用中の薬や検査結果)、どうぶつと離れて避難した後、迎えに行くときに飼い主と証明できるようにどうぶつと一緒に写っている写真を用意する、など参考になる話ばかりでした。飼い主自身がしっかり備えておくことが大事だと改めて感じました。


浅野:そうですね。実際の避難先での動物の扱いは、自治体や被災状況によって変わってきます。一緒に同行避難できても、ワンちゃんやネコちゃん、他のどうぶつさんと同じ場所かもしれません。


また、どうぶつさん自体が避難所に入れないこともあります。そんな時に備えて、うさぎさんを預かってくれるペットショップや、かかりつけの病院、知人などを確認しておきましょう。診察券のコピーを控えておくと他の方にお世話をお願いすることになった場合なども安心です。


備えておきたいコト 健康管理と心構え

浅野:震災はいつ起こるかわかりません。いざというときに落ち着いて行動ができるように、今日紹介した避難用品はできる限り揃えるようにしましょう。普段の生活の中でその子のお気に入りのおもちゃやおやつなどがあれば一緒に入れてあげると安心してくれます。


これまで色々な備えるモノを紹介してきましたが、うさぎさん自身にある程度の適応力があることが望ましいです。できるだけ、ご飯が変わっても食べてくれること、ケージに慣れておくこと、人に慣れておくこと。


鈴木さん、振り返ってみていかがでしたか?


鈴木:自分ではきちんと準備をしているつもりでしたが、まだまだ準備不足だったことがわかりました。あとは思ったより持っていくものが多いので、できるだけコンパクトにして、自分の避難用具と合わせて改めて考えてみたいと思いました。


浅野:実際に持っていけるのか試してみるといいですね。


最後に、うさぎさんは飼い主さんの気持ちに敏感です。どんなときもあなたのことを見ています。被災したとき、自分も不安な心境かもしれませんが、目の前にいるわが子には「大丈夫、一緒に乗り越えようね」と声をかけてあげてください。


うさぎさん用アニコム オリジナル防災手帳をご利用ください

うさぎさんの災害対策のお手伝いに、「アニコム オリジナル防災手帳」を用意しました。わが子のプロフィールや健康状態を記しておくと、万が一人に預けることになった場合でも、情報共有がスムーズです。そのほか、うさぎさんの防災用品リストなど役に立つ情報も掲載しています。必要事項を記入して、防災用品と一緒に入れておいてください。


▼「アニコム オリジナル防災手帳」のダウンロードはこちらから アニコム オリジナル防災手帳 ダウンロード


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