【防災の日企画】 愛猫と一緒に避難してみた! ②実践編

by アニコム 猫チーム 2018.08.27

同行避難のシミュレーションを行う本企画。第2回目は、いよいよ避難所への移動です。避難グッズをリュックに詰め、エルザにキャリーバッグに入ってもらいました。総重量13.2キロを抱え、いざ出発です。


居住地域の避難所をチェック

まずは居住地域の避難場所を確認します。筆者の居住自治体のHPを見てみると「避難の流れ」が掲載されていました。


避難場所は、段階に応じて3つあるということを、恥ずかしながら初めて知りました。

  1. 一時(いっとき)集合所(公園・学校など)
    危険回避のために一時的に集合して様子を見る。または、避難のために一時的に集合するところ。


  2. 広域避難場所(大規模空地)
    火災延焼などにより自宅や一時集合所が危険な状態になった場合に避難する場所。


  3. 避難所(区立小・中学校など)
    自宅にいることが困難な場合、または二次災害を受ける可能性のある場合に一時的に被災者を受け入れ、保護するための場所。

今回のシミュレーションは、③にあたります。筆者の場合、投票所として使われることがある近くの小学校でした。行ったことがある場所だったので、距離感がつかめてちょっと安心しました。念のため、地図で確認。さあ、いよいよ出発です


避難所まで実際、歩いてみよう

自宅から避難所までの距離はおよそ400メートル。たいした距離ではありませんが、前後にリュック、エルザが入っているキャリーバッグを手に歩くのは、正直、しんどいです。急な坂などがないのが救いです。


リュックを前に抱えると、足元が見えなくなるので、つまづいたりしないかと不安になります。そのせいか、歩みがゆっくりになっていました。


キャリーバッグを持つ手も疲れてくるので、持ち手を変えて歩きます。何より、途中でキャリーバッグが壊れるんじゃないか、扉が開いてしまうのではないかとヒヤヒヤして、妙な緊張感に襲われました。


思えば、病院に行くときは、前かごにエルザを乗せられる、ペット専用自転車で移動をするので、キャリーバッグを持ったまま長時間、歩くということがほとんどありません。エルザも何が起きているのか、不安に違いありません。


出発から約7分。避難所の小学校に到着しました。体感としては、やはりいつもよりかかった気がします。


エルザの様子を見ると…大変! 吐いていました。


愛猫にとっても移動は負担

撮影をしたこの日は、雨が降ったりやんだりしていて、やや蒸し暑い日でした。少し肌がべたつく感じさえする気候の中、キャリーバッグに入れられて慣れない「揺れ」を感じたせいもあって、ほんの少し、毛玉のようなものを吐いていました。ハアハアとパンティングもしはじめていたので、すぐに自宅へ戻ることにしました。


帰宅してキャリーバッグから出してあげると、一目散にトイレに駆け込み、何をするかと思ったら、ポトン、ポトンとうんちをしているではありませんか。もしかしたら、ずっと我慢していたのか?その後はいつもどおりのエルザに戻り、何食わぬ顔で毛づくろいをしていました。


大事に至らず、安心しましたが、体調を崩さないためには、どんなことに気をつければよいでしょうか。麻生先生、教えてください!


<VMAT・麻生先生のアドバイス>

猫は環境の変化に対してストレスを感じやすい生き物です。外出に慣れていない子も多いと思うので、移動中や移動先でもなるべくストレスがかからないように心がけましょう。


移動する際に暑い場合は、保冷剤をキャリーバックに入れたり、移動先でもキャリーやサークルに目隠しをしてあげたり工夫しましょう。


急な体調変化が起きた場合には、自己判断せず、相談できる避難所近くの病院を把握しておいてください。また、かかりつけ医以外にもわが子の説明ができるように病状の把握や既往歴は記録しておきましょう。


雨のときのことも考えて

エルザが吐くというハプニングに見舞われつつも、なんとか無事にシミュレーションを終えることができました。


実際に歩いてみて痛感したのは、キャリーバッグの扉や結合部分をガムテープなどで固定しておけばよかったということです。想像以上にキャリーバッグに対する不安感が募っていったので、避難所へ向かう道々、生きた心地がしませんでした。


そして、麻生先生がおっしゃるように、キャリーバッグをタオルや布で覆ったほうがよいと思いました。キャリーバッグのすき間から見える車やバイクが、エルザにとっては騒音を出す怪物に思えたことでしょう。かわいそうなことをしました(反省)。


また、雨が降っていることも想定しておいたほうがいいと思いました。試しに傘を持って歩いてみましたが、キャリーバッグの持ち手を変えるのに難儀するので、通常の場合の数倍、疲れます。雨がっぱを備えておこうと思いました。


いろいろな気づきがあった同行避難シミュレーション。次回は復習ともしものときの迷子対策について触れたいと思います。「③復習と迷子対策編」は8/31(金)公開予定です。


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