【犬種図鑑】あの女王も虜にしちゃう、ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

2017.12.01

クリクリの瞳に、ピンと立った大きな耳、 胴長短足の愛らしいフォルムで知られるウェルシュ・コーギー・ペンブローク(以下ペンブローク)。日本だけではなく、世界中で人気の犬種です。今回はそんなペンブロークの魅力をたっぷりお伝えします。


見た目は似ていても、ふたつのコーギーは違いがある!

※写真はウェルシュ・コーギー・カーディガン


ウェルシュ・コーギーは「ペンブローク」と「カーディガン」のふたつの犬種に分けられます。歴史はカーディガンの方が古く、紀元前1200年ごろまで遡ります。


一方、ペンブロークは12世紀頃に、現在のベルギー北部に起源をもつフラマン人の織物職人がウェールズのペンブロークシャー地方に移住したときに連れていった犬が由来といわれています。


一時、血統書団体によって同一犬種として登録されていたこともあるようですが、現在は別犬種として登録されています。それぞれの犬種の起源から性格が異なりますが、愛らしいフォルムで運動が大好きなところは共通していますね。


  • ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
    性格:活発で遊びが大好きで友好的な性格です。一言でいうと天真爛漫です。
    特徴:尻尾がなかったり短い方が理想とされていた名残から断尾をすることが多い。

  • ウェルシュ・コーギー・カーディガン
    性格:落ち着きがあるが、忠実で警戒心が強め。どちらかというと内弁慶。
    特徴:筋肉質。断尾を行わないので尾が長い。

実は昔からVIP待遇

ペンブロークはもともと羊や牛を追う牧畜犬として活躍していましたが、イングランド国王のヘンリー2世(在位1154年~1189年)がペットとして飼い始めたことで広く知られるようになり、現在のエリザベス女王も大変なコーギー愛好家であることは有名な話。英国王室のワンちゃんと言えばペンブロークと言っても過言でもありません。その証拠に、インターネットで「女王 犬」で検索すると、笑顔のエリザベス女王とペンブロークの写真がたくさん出てきます。


皆さんも、ペンブロークと一緒にいることでロイヤルファミリー気分を味わえるかもしれませんね。


うしろ姿の魅力

ペンブロークのチャームポイントといえば、まずはあの笑顔。愛くるしいニコニコ顔にひとめぼれした!という方も多いのではないでしょうか。明るく愛情深い性格と相まって、そばにいるだけで心癒される存在になってくれることうけあいです。


もうひとつ忘れてはいけない魅力が、キュートなお尻です。ぷりぷりとお尻をゆらしながら歩く後姿には、心をわしづかみにされそう…。散歩をするだけで注目を浴びること間違いなし!のかわいらしさです。


ちなみに、散歩といえばペンブロークは牧畜犬だったこともあり必要な運動量が多く、1日あたり30分から1時間は散歩を含めた運動をさせてあげたいところ。一緒にお散歩すれば、健康のために楽しく運動できるうえ、キュートなお尻に癒されて一石二鳥かも?


ここは押さえておきたい、ペンブロークとの暮らしのポイント

※写真はアニコム社員の家族・ロアちゃん(1歳・女の子)


ペンブロークと暮らすうえで、現役コーギー飼い主の私から気をつけていただきたいポイントがふたつあります。


  1. 好奇心いっぱい!

    ペンブロークは好奇心が強く、いろいろなことに興味津々。足が短いからと油断してテーブルの上に食べ物を置いておいたら、食べられてしまった…ということになりかねません。


    ペンブロークの足は短いですが胴が長いので、テーブルに前足をかけて立ち上がると、思っている以上に高いところに手が届くことも。どの高さまで届くのか、事前に調べておくことが大事です。また、誤飲事故を防ぐためにも、口にしてほしくないものは戸棚に片づけるなど工夫してください。


  2. ふわふわの被毛

    ペンブロークのふわふわの被毛は、上毛と下毛を持つダブルコートです。冬場に下毛を豊富に蓄えるため換毛期には非常にたくさんの毛が抜けます。春から夏にかけて、こまめなブラッシングをしてあげたいところ。


    また、ブラッシングを行うことは、体に触れ「ちょっと太ってきたかも!」などと気づくよい機会になり、健康チェックにもつながります。たくさんスキンシップをしながら、お手入れしてあげてくださいね。


ペンブロークに多い病気は?

ペンブロークの病気のひとつに変性性脊髄症(DM)があります。変性性脊髄症は遺伝子の変異により発症してしまう遺伝的な病気で、進行すると歩けなくなったり、呼吸ができなくなるなどの症状が現れます。


変性性脊髄症は遺伝子の変異が関与しており、残念ながら現在のところ予防方法や発症後の治療法は見つかっていません。今できることは、両親犬の遺伝子を調べて変異した遺伝子を持っていないかを確認し、変性性脊髄症にかかる可能性のあるペンブロークを増やさないようにすることです。
【関連リンク】みんなのどうぶつ親子手帳「変性性脊髄症」


また、椎間板ヘルニアもペンブロークに比較的多く見られます。椎間板に変性が生じ、その内容物が突出することにより脊髄を圧迫・障害し、さまざまな神経症状をひきおこす病気です。加齢や脊椎への強い外圧のほか、ジャンプや過度な運動、肥満などが原因となりますので、運動過多やオーバーウエイトには気をつけてください。
【関連リンク】みんなのどうぶつ親子手帳「椎間板ヘルニア」




ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの魅力、伝わりましたか? これからワンちゃんをお迎えしたいと考えている方は、ぜひペンブロークとの生活も考えてみてくださいね。ペンブロークと楽しい日々を過ごして、愛情をいっぱい注いであげてください!


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【犬種データ】

体高:男の子25.5~30.5cm、女の子25.5~30.5cm
体重:男の子10~12kg、女の子10~11kg
原産国:イギリス

※引用:小島豊治『図鑑 世界の犬 純血212種』編集・発行元/Collar出版(セキ株式会社)、発売所/丸善出版株式会社、2012、P86-87


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コメント1

ツムツムさん

雄の一歳のペンブロークを飼っています。
確かに散歩が好きですね😃
なかなか、家に帰ろうとしませんから、大変です😄
でも、可愛いから許す🎵

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