保護猫アメと里親マリの肉球記(10)~乳歯の生え変わり~

2017.11.08

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【前回まで】

2017年4月生まれのアメも、10月15日で生後6ヶ月を迎え、こんなに精悍な顔つきのお姉さん猫になってきました。見た目は大人になってきたとはいえ、まだまだアメのやんちゃぶりに困っていたネコ好き社員マリ。しかし甘噛み爪切りについて小寺先生からアドバイスをもらって、少し落ち着いてきたようです。
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歯が2重になってる!

皆さん、こんにちは!マリです。おかげさまで、アメの甘噛みがだいぶ落ち着いてきました。遊びたいサインの時、思いっきり遊んであげるだけで、こんなにも変わるんですね!?


そんな落ち着いた暮らしの中、ふとアメの口の中を見ると歯が二重になっている! もしかして生え変わり? 猫も歯の生え変わりがあるの?


教えて!小寺先生!!




小寺先生のワンポイントアドバイス! 歯の生え変わり時期は?

マリちゃんよく気づきましたね!猫にも乳歯から永久歯への「生え変わり」があります!写真を見ると、アメちゃん、上の犬歯が生え変わり始めていますね。前歯も一回り大きくなって生え変わっていますね。成長の一つの証です。


子猫の歯は3~7ヶ月齢ごろに、乳歯から永久歯に生え変わります。生え変わりが一度始まると、1ヶ月くらいですべての歯が生え変わります。



猫の生え変わりは気付きづらい

ちなみに、生え変わりは1ヶ月程度で終わってしまい、乳歯が抜けたときには永久歯が生えているので、生え変わりがあったことに気づかない飼い主も多いです。また、猫は抜けた乳歯を食べてしまうので、歯を発見できないケースがよくあります。


歯の本数は、乳歯が26本で、永久歯は臼歯(奥歯)が4本増えて30本です。


乳歯がうまく生え変わらず永久歯とともに残ってしまうことがありますので、生え変わりの終わる7ヶ月頃を過ぎたら、乳歯が残っていないか口の中を見てあげてください。もしも残っているときは歯並びが悪くなってしまうことがあるので動物病院で相談してみてくださいね。



生え変わりの時期は甘噛みが強い

ちなみに、猫も歯の生え変わりの時期は物をかむ要求が高まります。人と同じですね。口の中がかゆくなってしまうのです。アメちゃんがよく噛んでいたのは歯の生え変わりも関係していたのかもしれませんね。


このように原因がわかると、焦らずゆったりと猫の成長を見守ることができるのではないでしょうか。



甘噛み同様、歯の生え変わりも成長の過程

小寺先生、ありがとうございます! 確かに、原因が分からないと不安になりますが、歯の生え変わりが原因だと分かっていれば、噛むことに対しても寛容になれる気がします。


まだまだ1歳にも満たないアメは、これからしばらくは初めてのこと尽くしです。どう対応したらいいのか、わからないことが多いと思うので、また相談に乗ってください!


次回は、11/22を予定しています。アメの成長、お楽しみに!!


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