保護猫アメと里親マリの肉球記(5)~子猫のワクチンいつ受けよう?~

2017.08.08

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【前回まで】

前回アニコム獣医師に教えてもらった社会化期(生後2~7週目ですよね、小寺先生♪)に、ヒトともセンパイ猫たち(ココ4歳と、ソラ3歳)ともいっぱい遊んでもらい、怖いものなしのアメ。
前回の記事はコチラ


マリも3頭と暮らしてきて、猫と一緒に暮らすことに自信がついてきたようです。おっと、獣医師の小寺先生からマリに聞きたいことがあるそうですよ。




小寺先生のワンポイントアドバイス!(ワクチン、打ってますか?)

ちょっと待って、マリちゃん! アメちゃんのワクチン、忘れていませんか? 子猫のワクチンは、生後9週齢を目安に、その3~4週後に2回目、16週齢以降で3回目の投与が推奨されています。アメちゃんは4月生まれだから、そろそろ1回目を打っておかないとですね。今日はせっかくの機会なので、猫のワクチンについて紹介します。



ワクチンを打つ理由は…

ワクチンを打つ理由は、お母さんからの移行抗体が弱まった時にかかりやすい感染症から、子猫を守るためです。時期をずらしてワクチンを打つのは、移行抗体が残っている間にワクチンを接種しても十分な効果を得ることができないため、移行抗体がなくなる時期を待って再度ワクチンを接種する必要があります(ワクチン接種のタイミングは地域などによっても違いがあります。かかりつけ動物病院の先生に相談しながら進めていきましょう)。



ワクチンってどれを打てばいいの!?

お家の中で過ごす猫でも予防したい病気は、「猫ウィルス性鼻気管炎」、「猫カリシウィルス感染症」、「猫汎白血球減少症」の3種です。この3種類のウイルスは感染力が強く、人が外からウィルスを持ち帰ってしまった時(手や靴に付着するなど)に、猫にうつってしまう可能性があります。


そのため、お家だけで生活している猫でも、この3つの病気に対するワクチン(コアワクチンと呼ばれています)を接種することが推奨されています。あとは、外に出るかどうかや多頭飼いの状況によっても、ワクチンの種類を増やすか検討します。


また、ワクチンの効果はずっと続くわけではないので、大人になっても定期的にワクチン接種が必要と言われています。大人になってからの追加接種のタイミングは、猫の生活環境、抗体価(免疫力の指標)やワクチンの種類によって様々なので、ワクチンを受けている病院で相談しながら決めていくのが良いでしょう。



もちろん、打ってますよ~!

小寺先生!! まさに、つい先日動物病院に行ってきました。アメにとって、初めての経験。充実した社会化期を過ごしてヒトにもたくさん会ったし、大丈夫かなぁと思ったのですが。はい、大暴れでした…。動物病院の先生、看護師さん、お世話おかけしました…


小寺先生からアドバイスもらったように、成猫になってからのワクチン接種の時や、調子が悪そうな時に、暴れずに落ち着いて診察が受けられるように、こまめに動物病院に通うようにします!


あ、こまめに動物病院へ通うと言えば、安心して(私も)動物病院に行けるように、ペット保険にも入りました! 次回8月22日は、「アメ、保険に入る」の巻をお送りします。アメの可愛い保険証もらいましたよ~♪


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